釣行記

乗っ込みシーズン突入、五ヶ所湾の磯チヌ

こんにちは、ぎんきです。

3月に入って、いよいよ乗っ込みシーズンに突入いたしました。というわけで、シーズン初期は磯からのチヌ釣りということで、釣り友のU氏と1ヶ月以上前から計画していた釣行です。それと先日、手に入れた2020年ニューモデルのダイワ 銀狼 王牙 AGS 1-53・Rをデビューさせるという目的も兼ねています。しかし、季節の変わり目、天候は運しだいです。突然、冬型の気圧配置になったり、南風の突風が吹いたりと短サイクルで状況が変化する時期です。何とか平穏な天気であるよう願ったのですが・・・・。

三重県 志摩 五ヶ所湾 中津浜 久四郎屋渡船

令和2年3月16日(月)

当日データ

小潮

満潮   8:59    133cm

干潮  16:03     35cm

お世話になったのは、昨年の12月に 筏でのチヌ遠投釣法で釣行した。久四郎屋渡船様です。

前日、電話にて予約をさせていただき、状況を確認させていただくと、真鯛が釣れているとのこと、平日なので筏のお客さんも少ないとのことであったので、6時30分に船着きに来てくださいとのことでした。

久四郎屋渡船

当日の天気予報は北西の風が10m近く吹くとのこと現地に行く途中も雪が積もっている状態で、ここ2・3日、暖かったのが冬に逆戻りの状況となりました。

雪道を無事通過し6時前に現地に到着。筏のお客さんも少ないようで、船着きの駐車場には車が1台のみしか止まっていませんでした。さっそく用意をしていると船頭さんが到着。こちらの磯渡しは湾内のせいか筏の渡しと同じ伝馬船での渡しになります。U氏と2人で乗り込み時間通りに出船しました。ポイントは五ヶ所湾の真ん中に半島のように突き出しているところに中津浜浦があるのですが、その半島の先っちょに灯台があり、通称 尼崎の灯台と言うそうです。その横にポツンと離れ磯があり(尼崎のハナレ)ここがポイントとなります。途中、ガソリン切れのアクシデントがあったのですが、船着きから10分から15分で到着します。昨日は、日曜日だったのでお客さんが上がったようで、グレを100匹位釣ったとのこと、(嫌な予感)磯の南西側が船着きの様で、そこから上がります。風が吹いて来たら反対側に回って釣って、ということだったので、早々反対側に移動することにしました。船頭さんが船で移動してくれて真鯛のポイントはここというようにその場所を示してくれました。現時点では風はあまり無かったのですが・・・・。

タックルセットに取り掛かる

ロッド

  • ダイワ 銀狼 王牙 AGS 1-53・R
  • シマノ 極翔 08-530

リール

  • シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS
  • シマノ BB‐X HIPER FORCE 1700DXG

道糸

  • シマノ セフィアG5 PE 0.6号
  • シマノ LIMITED PRO PEG5⁺ 0.8号 レッド

リーダー シーガー フロロマイスター 1.5・2号

ハリス  シーガー 150  1.5号

ウキ   サイト タイプⅦ・極磯 FIRE(ウェイト調整済み)

ハリ   鬼掛 底攻めチヌ 3号

玉の柄  ダイワ DXR 玉の柄 60

撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800

今回、初登場は言うまでもなく 2020年モデルのダイワ 銀狼 王牙 1-53・Rですが、もう一つ、ウキに於いて、プロマリン サイト タイプⅦ と言うのを使用しました。それがこちらです。

プロマリン サイト タイプⅦ

ウキごと沈める全層釣法のため、特に海底の状況が分からない初めての釣り場では、ウキごと根掛かりしてロストしてしまいます。そのため高価なウキはロストしたときのショックが半端ではないため出来るだけリーズナブルのもので、納得のいく形状、そのうえ重量のあるものを物色しています。サイトシリーズもリーズナブルな価格で販売されているので、今回これにウエイトチューニングを施し使用しました。

このウキ、重量も00で約17gあり、底の形状もウエイトバランサーを張るスペースも十分あるので現在、テスト中の物です。何よりの送料別の税込み価格が335円 。ありだと思います。

実釣開始

仕掛けつくりの前に先程、船頭さんが指示してくれた真鯛ポイントに撒き餌を20杯位投入します。ポイントは磯際から約20mほどの距離になりますので、ちょい遠投と言う距離です。撒き餌はヒロキュースーパーブレンド 制覇チヌ これを2袋半にオキアミ4.5kg・アミエビ800g・マルキユー激荒1袋 水は一切加えません。

いよいよ銀狼 王牙 1-53・Rに仕掛けをセットして第1投です。と、この瞬間から背後から風が吹き始めました。
刺し餌は自作のイエローオキアミで、軽く投げてポイントに着水まだ吹き始めの風で背後から吹いてくるので、ラインメンディングもやりやすいし、ウキはサイトⅦ00にウエイトチューニングしボーメ度6.8の物を使用しました。

ウキが着水してラインメンディングの最中にラインが走って、銀狼 王牙を気持ちよく曲げてくれましたが、釣れたのは20cm位の木っ端グレでした。魚の活性はいいようなのですが、この後、餌取りと木っ端グレの猛攻、それと最大の敵は後方から吹いてくる突風に悩まされることに。
とりあえず銀狼 王牙の完全坊主竿の汚名はなくなったもののこの突風で、竿立てが保持できない状況です。オキアミの刺し餌では、餌が瞬殺されるし、釣れるのは木っ端グレ、突風はひどくなる一方で立っているのも困難です。釣り友のU氏も木っ端グレを釣っているものの戦意喪失、耐えられないという感じです。
そんな中、根掛かり、ラインブレイクで仕掛けを作り直している最中に風でPEラインが穂先にぐるぐる巻きに絡んでしまい。この風の中リーダーを結束するのが困難なことと、竿立てが保持出来ずニューロッドが事故るのを回避するために仕方なく、リールごとタックルチエンジすることにしました。
銀狼 王牙 AGS 1-53・R + BB‐X TECHNIUM 2500DXGS から 極翔 08-530 + BB‐X HIPER FORCE 1700DXG への変更です。
この時点では、私も戦意喪失状態で、ニューロッドが事故るのを避けたい一心の決断だったのですが。
久四郎屋渡船さんでは、10:00頃に見回りに来られ、ホットの缶コーヒーをサービスしてくれます。非常にありがたいです。この時も船頭さんは真鯛釣れた?としきりにおっしゃっていましたが、グレしか釣れないことを伝えました。

タックルチェンジ後も突風は収まることなく背後から容赦なく吹いてきます。極翔は08号と言えども磯竿なので、チヌ竿の銀狼 王牙の1号より#4と元竿がしっかりしているのでこの悪条件下に於いては格段に操作がしやすいです。王牙では背後からの風で竿を振りかぶった時に戻されて穂先を後ろにもっていくのに苦労しましたが、極翔ではあまり苦にならなかったのは事実です。

お昼前になり、グレの猛攻はなくなり、ハリスにキンクが入った状態で回収したので、これはと思い集中したのですが、オキアミ・練り餌(マルキユー 喰い渋りイエロー激荒のサナギ+コーンとローテーションしたもののコーンはフグと思わしきは歯型でボロボロ、オキアミ・練り餌は瞬殺状況が続きます。

そうこうしている内に弁当船到着
今回は前回お世話になった時よりもひどい突風の為、弁当自体が飛んでいくので撮影は出来ませんでしたが、おかず盛りだくさんで、前回同様満足させていただきました。

満腹になって、仕切り直しできたところで集中して釣りを再開ですが、半日以上も突風にさらされそこらへんつり(釣りではなく攣り)まくって体はボロボロです。しかし、慣れが生じたのと背後からの一方向の突風なので何とかラインを思ったように操作で出来るので、釣りになります。そこに待望のアタリ、木っ端グレの引きとは一味違いますが釣れたのは、30cmオーバーのヒガンフグでした。このフグ食べておいしいとのことですが、毒があるので、捌けませんからリリースです。

やっと本命登場です。

突風の止む気配はみじんもありません。やけくそで撒き餌をどか撒きし、刺し餌を練り餌にして釣っていた。14時を過ぎた頃です。通常の磯渡しでしたらこの時刻は納竿の時刻ですが、こちらは日暮れまで釣らせていただけます。(今回は迎えの時間を聞き忘れていたのですが、そのつもりでいました。)穂先にかすかなアタリ、とりあえず合わせてみると、今までにない重量のある引きです。これは間違いなくチヌの引きと信じて、慎重にやり取りを開始します。丁度、掛けたのは、瀬の張り出している側の沖辺りだったので、立ち位置を反対側に移動し、ゆっくり手前に寄せる作戦を取りますが、魚は、瀬の方へ行こうとします。極翔はタメのパワーがあるので、強引にタメれば浮いてくるかもしれませんが、あまり強くしてしまうと相手を怒らせて反撃をくらったことが何度かあったので、強く引いてきたときはレバードラッグを緩めて、いなしていくことにしました。やっとこっちのいうことを聞いてくれ誘導できるようになったので、U氏にお願いしてタモ入れの準備をしてもらうことに、ついに魚体を確認することが出来ました。紛れもなく本命チヌの登場です。無事タモ入れをしてもらい本命をゲットすることが出来ました。それがこの子です。

突風の厳しい条件の中、姿を見せてくれたチヌ

サイズは42cm位、正直、やり取りしていた時はもう少し大きいと思いましたが、体高のある立派なチヌです。ハリが掛かりもカンヌキにしっかり掛かっていたのでこの突風の中、上出来だと思います。条件の悪い中、半ばあきらめかけていたので、非常にうれしい1匹です。ちなみにこの時のウキは極磯 FIRE 0のウエイトチューニングで、ボーメ度7.2の物を使用しました。
1匹釣れてひと安心したのと、突風の中でやり取りしたので、どっと疲れが出てしまい釣り再開までのインターバルが若干長くなってしまい、釣り再開まで30分位の空白があった後の15時30分頃、再び小さなアタリ、今度も重量感のある引きです。掛けたのはシモリと反対側の釣り座の左寄りの位置だったのですが、魚はどんどん瀬の方に向かっていきます。竿を立ててためますが、風が、魚を助けるかのように引いてくる方向に吹いて、竿が曲がりのされてしまいます。この状況下でしたが、1匹釣ったので、余裕のやり取りができ、今回は、一人で取り込みに成功、無事タモに入りましたが、魚がべらぼうに重いではありませんか、やっとのことで引き揚げ魚を確認してみるとお腹パンパンこれぞ乗っ込みチヌという代物でした。サイスは年無しにはいかないものの40cm後半です。白子を出しているので雄チヌです。

これぞ乗っ込みチヌ ぼってり重量感のある雄チヌ

地上の悪条件とは別に、海中では撒き餌にチヌが寄ってきていることを確信し、まだまだ釣れると言い聞かせてて最後の力を振り絞って釣り続けることに、U氏に確認するとばらしてしまったとのこと、この後、みぞれ交じりの雨も降ってきたのですが、ラスト1時間のラストスパートを駆けようと思った4時頃、船頭さんがやってきて、この悪条件下で、私たちがヘロヘロになっていると思って、早い目にやってきたのか、もう上がろうという合図、仕方なく納竿となりました。

帰りの道中でも、真鯛は釣れなかったか、としきりに訪ねてこられます、真鯛は釣れなかったけど2匹乗っ込みチヌを釣ったことを伝えると、チヌは底だから、真鯛はもう少し上の層を狙わないと釣れないと言う始末、私たちはチヌ釣りに来たんだけど、船頭さんはあまりチヌには興味がないようでありました。

五ヶ所湾 磯 乗っ込みチヌ狙い のまとめ

悪条件のなか、これぞ乗っ込みチヌという魚体を釣ることが出来たので、私としては大満足なのですが、強いて言うならば、ニューロッドの銀狼 王牙 AGS 1-53・Rを事故回避のためにチエンジしてしまったことが悔やまれます。チエンジしなかったら銀狼 王牙 AGS 1-53・Rの優しいパワーと粘りの高次元バランスを体感出来たのではと思うと残念でなりません。しかし、チヌの重厚な引きを長く楽しめるチヌ遠投釣法は最高ですし、ある程度の悪条件下でも釣る自信が付きました。もう一つ、今回乗っ込みの走りなので、アタリが非常に小さく、いわゆる乗っ込み時期の高活性までもう少しなのでこれからが楽しみと思います。