タックルインプレッション

銀狼 王牙 VS 制覇 エアマスター

明けましておめでとうございます。ぎんきです。

皆さんは、コロナ禍の中2020年のフィッシングライフはいかがだったでしょうか?
ぎんきとしては、釣行回数自体は2019年と比べて減少傾向、メインターゲットであるチヌとの出会いに関しては、2019年の6割位になりました。釣り実績の低下には、コロナ禍の都道府県をまたぐ移動自粛の時期にドローンにはまってしまったことも影響しているのかもしれません。
ぎんきのフィッシングライフに於いて昨年、新たなロッドである。ダイワ 銀狼 王牙 AGS 1-53・R とダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53 を手に入れたことです。
奇しくも両ロッドともダイワのロッドです。それも号数サイズ共1-53 いずれも発売時期は違いますが、ダイワの2020年の総合カタログにはNEWモデルとして掲載されています。両方とも磯竿ですが、銀狼 王牙 はチヌ用のカテゴリーになります。
リールに関してチヌ用は、ダイワでは、銀狼 LBDシマノでは、BB-X リンカイ SP があるのですが、基本的な機構に関しては、前者がIMPULT 後者がBB-X HYPER FORCE (コンパクト モデル)です。ロッドに関しては一般的にチヌ竿は胴調子ということで基本となるブランクスの設計を変えてチヌ竿特有の調子を出すよう、基本構造が違うはずで、リールのように外観の塗装やパーツを変えて、チヌ専用しているわけはないと思います。
ということで、チヌ用の磯竿である銀狼 王牙と、制覇 AIRMASTER との比較のレポートをしていこうと思います。

銀狼 王牙・制覇 AIRMASTERの比較

今回の比較に関して、対象となるロッドのポジションがあげられるのですが、銀狼 王牙 AGS 1-53・R は言わずと知れたダイワのチヌ用磯竿のハイエンドモデルです。カタログ記載価格が、83,000円 一方、制覇 AIRMASTER AGS 1-53 72,900円価格帯で判断するとダイワでは、上位3番目の位置付けで、シマノでいう極翔・ベイシス・プロテックというシマノ中核の最強布陣の価格帯に合わせた位置付けなのです。余談なのですが、ダイワのフラッグシップモデルであるトーナメント ISO が、80,000円台というのは若干安いのでは、10年前のイメージでも10万円クラスであったような(2010年モデル TOURNAMENT 磯 極剣 MI-52/メーカー希望本体価格92,000円)
ということで、銀狼 王牙に比べて1万円程価格が下回るものの同等クラスと判断してもいいと思います。

スペック

とりあえずスペック表を記載します。

王牙 AGS 1-53・R 制覇 AIRMASTER 1-53
全長(m) 5.30 5.30
継数(本)
自重(g) 185 174g
先径/元径(mm) 0.75/24.8 0.75/23.8
錘負荷(号) 1~2 1~3
適合ハリス
ナイロン(号)
0.8~2 0.8~3
カーボン
含有率(%)
99 99
原産国 日本 日本
価格 83,000円 72,900円

ここで、注目すべき点は錘負荷と適合ハリスなのですが、チヌ竿の方が若干軽い錘の方がお勧めで、ハリスも細いハリスを使った方がお勧めということでしょうか?いつも思うのですがこの基準の根拠はどこにあるか疑問に思うところです。

ブランクス

銀狼 王牙 AGSのブランクスに関しては以前の銀狼 王牙 AGS VS 銀狼 唯牙 AGSで レポートした様にメインのカーボン繊維は東レTOREYCA-T1100Gを使用しているとのこと、一方 制覇 AIRMASTER AGS では同じく東レのTOREYCA-M40Xというより高弾性な素材を採用しているとのこと。

ガイド&リールシート

ガイド&リールシートの関してはほぼ同じと考えていいのでは、両モデルともいうまでもなくダイワオジリナルAGSガイドNリング(シリコナイト)仕様のものを#1の誘導2番ガイドから誘導5番と#2の固定ガイドの6番と7・8番の誘導ガイドの計7個採用しており、唯一の違いはトップガイドに王牙は T-KGST KGトップ(アロワナ トップ)を採用しており制覇はT-LGSTという既存のLGトップが付いています。
2020年リリースのトーナメント ISO AGSに採用されたNリングをゼロ形状にすることによって進化した『AGS TYPE-0』は振り出し竿外ガイドの完成形といえるものですが、現状のAGSガイドを使用した限りでは何の不満もありません。
リールシートのに関してもダイワオリジナルエアセンサーシートの採用で、ねじ込み部分のデザインが変わるくらいで全く同じ機能です。

外装

先の銀狼 王牙 AGS VS 銀狼 唯牙 AGSのところで、 銀狼 王牙のグラフィックと塗装の美しさを上げましたが、制覇 AIRMASTER に関して言うと元竿のグリップ側は、黒で先あたりからがラメが利いたガンメタに移行しますそのカラーが穂先まで統一されますが、ラメで配色されたカラーなのか透明度が強くカーボンが透けて見えます。カーボンの反射効果があるのかフィールドでは竿全体がシルバーに輝いたように映るときがあります。もう一つ制覇の外観での特記事項は穂先から#4にかけてカーボンのピッチが細かいので竿全体が非常に美しく見えます

制覇 AIRMASTER AGS
銀狼 王牙 AGS

分かり辛いかもしれませんが制覇 AIRMASTER AGSの方がピッチが細かいです。ロッドのデザインに関しては、いろいろ好みがあると思いますが、渋めがお好みでしたら制覇 AIRMASTER AGSをお勧めします(デザインだけで選ぶのなら)

1号の5.3mの磯竿 チヌ用とそれ以外ではどう違うの

これからが本題となります。意図したのかそうでなかったのか定かではありませんが1号5.3mの磯竿 ダイワ 銀狼 王牙 AGSと 制覇 AIRMASTER AGS所有している私だから検証できることです。
制覇 AIRMASTER を手に入れたときに書いたと思うのですが先調子の竿が欲しいなとふと思ったことがきっかけなのですが、どうして先調子なのかと言うと、あのとんがった先調子で多くのファンを持つシマノ BB-X スペシャルのニューモデルが2020年リリース、何とこれまでの硬式先調子から胴調子に舵を切ったとのこと先調子てダメなのか?そんなことはないはず、ということで、先調子の竿を探していたところ、ダイワの磯竿に於いて、マップ上は先調子の部類に入る制覇 AIRMASTER AGSに着目し、ネットで見ていたのです。実はもう一つ候補がありましたが、今回は品名は避けることにします。グレ釣りを再開しようと思っていたので、1.2号が候補でしたが、ネットで回覧していた結果、大手通販サイトで、制覇 AIRMASTER AGS 1-53で安かったので、手に入れたという経緯です。
それはさておき、何度も書きますが、チヌ用と通常の磯竿の決定的な違いは、チヌ竿が一般的に胴調子ということなのです。

操作性の違い

これは竿を所有しなくとも店頭で、銀狼 王牙 AGS 1-53・R制覇 AIRMASTER AGS 1-53を伸ばして振ってみれば一目瞭然で制覇 AIRMASTE AGS 1-53の方が操作性に優れていることに気付きます。しかし、振らずにロッドを構えてみれば重量の重いはずの銀狼 王牙 AGS 1-53・Rの方がモーメントが小さいので軽く感じるはずです。次にキャスト性能に関してですが、遠投することを前提に考慮すると制覇 AIRMASTER AGS 1-53は高弾性カーボンを素材の使用していためリリースポイントの通過が早く、なれないとうまくいきませんが、銀狼 王牙 AGS 1-53・Rに関して言えば重量ウキプラス遠投に対するテストを重ねられているせいかキャストに対する精度がかなり上です。

魚が掛かった時の違い(やり取りに於いて)

実際、魚が掛かった時、どうなるかの検証なのですが、魚の種類によって変わってきますが、両方の竿に関して本来40cmクラスのチヌとグレを掛けてみて、検証するのがベストかと思うのですが、私自身、フィールドテスターでもないし釣行回数も高々知れていますので、納得できる検証は出来ません。両方の竿でグレの30cmクラスを釣った感想は普通に釣れます。今の釣行では、王牙で40cmクラスのグレを釣ることはないと思います。しかし掛かれば獲れると思います。
チヌに関して前後逆になりますが、制覇 AIRMASTER AGS 1-53でやり取りの画像がこれです。

先調子の竿とは思えないきれいな曲がりをしています。
これが、ダイワのサイトで紹介されている。

・高い操作性でグレを獲る軽量シリーズ
⇒軽くて操作性の良い先調子だが、負荷がかかるとしっかり曲がって粘るESS設計

・しっかりタメが効き、魚の引きに追従
※高強度高弾性カーボン「トレカM40X」採用により、強度はそのままで、軽量化を実現!

この時、釣れたのはこれです。

40cmほどですが、丸まる肥えたチヌです。

操作性もいいし掛かればきれいに曲がってくれます。パワー十分で言う事無し

磯竿に於いて、掛けてからの調子はみんな胴に乗る調子となっているのでは、これはロッドの設計の技術の進化により可能になったためでは?

次に銀狼 王牙 AGS 1-53・Rでのやり取りの画像です。

意外かもしれませんが、しゃがみこんで一番溜めている時の模様ですが、竿があまり曲がっていません。足場が高いので、竿を無理やり立てる必要もないのでこうなったのかと思いましたが、制覇 AIRMASTER AGS に比べて#4がほとんど曲がっていません。この時の魚はこれです。

銀狼 王牙 AGS 1-53・R取り込み画像の45cmのチヌ

制覇 AIRMASTER AGS で掛けたチヌより大きな45cmのチヌでしたが竿の曲がりがいまいちです。ダイワのサイトでは、

銀狼王牙AGSは、竿を曲げてやり取りすることの醍醐味(美曲)を味わいながら黒鯛との駆け引きを楽しめる”優しい粘り”を体感できる竿として開発。進化した粘靭ブランクスから繰り出される柔軟かつスムーズな曲がりが生むタメは黒鯛に違和感を与えず、釣人が主導権を持ってイナしながら意のままに誘導できる余裕を与えてくれる。

とのこと、釣人が主導権を持ってイナしながら意のままに誘導できる余裕を与えてくれる。のですが、竿を曲げてやり取りすることの醍醐味(美曲)を味わうにはもう少し曲がってほしいです。木村 公治さんは#4に力を入れたため#4が強すぎるように思います。

この取り込みに関する映像はYouTubeにアップしましたので、ご確認ください。
BGMが挿入されていますので、ご注意ください。
仕掛けの投入から取り込み完了までノーカットで時間は約10分です。

曲がり方に於いてチヌ竿としての銀狼王牙に不満があるものの私自身の釣り感はどうなのかというとはっきり言って、制覇 AIRMASTERとの違いが判りません。(未熟であるが故かも) どちらも余裕の取り込みでした。(よく引きましたが)

MY 銀狼 王牙 &制覇 AIRMASTER の役割

今回、銀狼 王牙 AGS 1-53・Rの美曲がりをお伝え出来なかったのは残念ですが、銀狼 王牙 AGS 1-53・Rが得意とする渚釣りや遠投釣法で、60チヌをターゲットとして、美曲がりを体感しようと思っていますし、制覇 AIRMASTER 1-53に関しては寒グレ狙いの釣行をして、レポートしたいと思います。また制覇 AIRMASTER AGS 1-53に関しては、進化した磯竿のすべての要素を併せ持つスペシャルロッドではないかと思いますので、ぎんきとしてお勧めいたします。

私はこの制覇 AIRMASTER AGS 1-53SLP WORKS のバランサー下栓 20gを取り付けています。

以上、よろしければ...