釣行記

武庫川一文字にて タコ釣り & チヌ

釣り仲間3人と武庫川一文字でタコ釣り&チヌ

こんにちは、ぎんきです。

今回は、再び釣り仲間3人と6月に入って沖一文字でタコが釣れる季節となったので、タコ釣りメインで、兵庫県 武庫川一文字に行ってきました。事前の武庫川一文字の釣果情報では、ブリ、サワラ、サゴシ、サバなど青物も回っているとのことで、そちらも狙いたいのでタックルは、ジグ、メタルバイブ用のショアジギングロッドに3500番スピニングリール、ワインド用のエギングロッドに2500番スピニングリールも用意しました。

実は、タコ釣りに関して私自身やったことがない釣りなのです。いつものメンバーの2人はこれが釣りたいという目的がなく、何でもいいから釣りたいという典型的な釣り初心者のため私がとりあえず初心者でも楽しめるターゲットを探して釣行を企画しています。もちろんタックルに関してもすべてそのターゲットに合わせて私が用意することになっています。タコ釣りは初心者でも案外簡単に釣ることが出来るのでタコ釣りでもしようかということになり今回の釣行となりました。先にも言ったように私自身したことがない釣りなのでタコ釣りの専用のタックルがありません、今回はバス釣りのヘビーのベイトロッドとアブのベイトリールで代用しました。これは、ジギングの専用のベイトロッドがまだなかった時に使用していたものなのです。代用の代用てことになりますが、何とかなると思いこちらを持参。疑似餌はヤマシタのYou Tubeで紹介されていたタコ3兄弟を1個購入しました。

それがこれです。

タコ3兄弟

これで釣れるかどうかの不安があるもののメインのタコ釣りの用意ができましたが、保険の青物用のタックルは完璧なので何とか楽しんでもらえるでしょう。
今回のもう一つの目的は、残る一人の釣り仲間U氏にチヌを釣ってもらうことです。彼のターゲットはチヌです。チヌ用のタックルも揃えられており、私が釣り方やタックルに関するアドバイスをさせていただいています。しかし私のアドバイスが悪いのか、昨年手に入れられたダイワのニューモデルAIR EVOLUTION 1号-53 もまだ魂がはいっていないので、是非とも入魂していただきたいのです。しかし、この時期の沖一文字のチヌ釣りは波止のヘチに付いたイガイや甲殻類を主に捕食しているため落とし込みやヘチ釣りが主な釣り方になるため、ふかせで釣果が望めるか私自身もチャレンジして、U氏をフォローしようと思いました。

というわけで、今回の釣行はの目標はタコを釣る。U氏にチヌを釣ってもらうことこの2つを達成するために私はアシストをすることにしました。

 場所 兵庫県 武庫川一文字 武庫川渡船

令和元年6月5日(水)

当日データ

中潮

干潮   1:49  92cm

満潮   7:34  152cm

干潮  14:26  0cm

満潮  21:04  163cm

午前6時過ぎ武庫川渡船に到着。平日にもかかわらず駐車場はそこそこ車の台数が駐車してあり、もうすでにかなりの人数が波止に上がられているようでした。早々、用意し受付で渡船代2,200円を支払い、6:30の渡船に乗ることに、着岸位置が番号で振り分けられており東の端が1番で、西の端が9番になります。武庫川渡船は2番から6番までを振り分けられています。乗船するときに何番で降りるかを聞かれるので初めて行かれたら何番で降りるか適当に決めておいた方がいいかと思います。詳しい紹介など各渡船のホームページなどで紹介されていますのでそちらをご確認ください。というわけで、私たちは一番最初に付けてもらえる2番で降りることにしました。
思った通り波止の外向きはすでにルアーキャスティングの人で、はしごの位置には先客がおられます。何とか一番東側から2番目のはしごが空いていたのでそこを拠点として用意することにしました。
U氏には絶対チヌを釣ってもらいたいので外向きの釣り座を確保してもらい私は、空いている内向きに釣り座を取ることにしました。

タックル準備

まず、現場ではみなさん一生懸命外向きにルアーを投げているようだったので、ショアジギング用のロッドに途中で購入したメタルバイブの28gを付けて一人に渡して、外向きにキャストするように指示し、次にベイトロッドにタコ釣り用のタコ3兄弟を付けてとりあえずYou Tubeで見た通り、堤防の切れ目を落とし込んでいく説明やベイトリールの扱い方などを教えて実践してもらうことに、予備としてエギングロッドにワインドのベイトを付けて準備する。
そうこうしているとタコ3兄弟が根掛りして取れないとのことで、根掛を外しに行ったりして、中々自分のふかせの準備に取り掛かれない。まぁ。こうなることも予期していたので、みんなのフォローもしつつゆっくり準備をする。
撒き餌に関しても横着して前日の配合をしていなかったので、現地でまぜ、自分の用意ができたのは8:00前でした。その時点でU氏の状況を確認する。U氏の仕掛けは自分と同様のウキを沈める方法であり、違うのはリーダーなしでPEラインをサルカンに直結されているぐらいで、今回、ウキは黒魂エースの000を使用されていました。エサ取りもいないようでオキアミがそのまま残ってくるとのこと、作戦としては、ヘチに張り付いているチヌを撒き餌で底に集めて掛けるのがベストではないかと思い000のウキにウエイトバランサーの0.95gを4枚追加してもらいウキを先行で沈めてもらうことにする。

今回の私のタックル

ロッド 宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 0.4 5.3m

リール シマノBBX HYPER FORCE 1700 DXG

道糸 セフィアG5 PE 0.6号

リーダー シーガー フロロマイスター 1.5号

ハリス シーガー 150 1.2号

ウキ 黒魂 HUWARI L-000(+ウエイトバランサー0.095g2枚)

ハリ 鬼掛 底攻めチヌ 2号

玉の柄 ダイワ DXR 玉の柄 60

撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800

なんと 志摩の大突堤とほぼ同じ

実釣開始

内側は、上潮が速い流れで左側に流れ、ある所を境に右側に流れるという典型的な2枚潮となっており非常に釣りにくい、おまけに表層は細かい木くずのようなゴミが浮いている、条件としては、あまりよろしくない。刺し餌をオキアミにすれば中層の小魚に取られなくなるがコーンや練り餌は残ってくるので、撒き餌を底にためて、チヌを寄せて練り餌を喰わせることにする。ちなみに本日の集魚剤は大阪湾一文字の定番撒き餌のマルキュー ナンバー湾チヌ2一袋にオキアミ1.5kgの配合です。

状況が悪いので仲間の様子を確認することに。最初にメタルバイブで外向きを攻めていた仲間は、一度ヒットして寄せてきたがハリはずれしたとのこと、タコ釣りの仲間はカニが釣れたといってきたので、見るとイシガニが2匹、疑似餌にかかったようで、ちょうど交尾中のつがいであった。

9時頃内向きでふかせをしていると表層が騒がしくなったので、ワインドを試してみる2、3回アタリがあったがハリに乗らず、シンキングミノーにチェンジするもハリに乗らない。横で飛ばしサビキにかかっていたのは20cmくらいのツバスであった。多分これが表層を騒がしているのでは……..

タコ釣りはというと根掛りに苦戦しているようでタコ3兄弟をロストしたとのこと、来る途中に万が一の予備として、タコ兄弟(2連結)を買ったのでそれで再度チャレンジしてもらう。タコがいないのかと思っていた矢先にタコ釣りの2人組が来て、一人が外側でタコを掛けたのを目の当たりにし、メンバーに頑張って釣るよう促す。

U氏の方はどうかと外側を確認に行くと手前の表層は木くずのようなゴミでひどい状況になっており内側の方がマシなようなので内側に移動してもらうことにする。

ゴミが多量に浮いていたり、強烈な2枚潮のためふかせ釣りに身が入らずタコ釣りにチャレンジしていたお昼前、U氏が竿をまげているのを確認。竿先がごつごつなっているのでこれは本命ではと思いタモを手に取って掬いに行く、すぐに浮いてきたのは40cmくらいの真っ黒のチヌではありませんか、無事タモに収め竿の入魂完了となりました。

43cmの入魂チヌ

実寸43cmの立派なチヌを確保。これで今回の目標の一つが達成できました。

次の目標のタコの確保に関しましても間もなく確保の報告があり、ちょうどお昼にタコ、ゲットとなりました。

ついにタコ、ゲット

これで、今回の目標が達成となりましたが、私自身この時点で釣果なしのノーフィッシュ。それ以降、タコ兄弟は根掛りでロストしてしまい。私は撒き餌がなくなる15:00まで頑張りましたが釣り仲間との釣行で初めて坊主をくらってしまいました。
まぁ、当初の目標をクリア出来たので良しとしようと思います。

今回の釣行に関して

タコ釣りに関しては初めてのトライで仲間が釣ってくれたのでタコが釣れることは確認できました。反省点としては、3連結の疑似餌を使ったことで、根掛の確率が増えて疑似餌をロストしてしまったので、2個か単体の疑似餌を使った方がよかったのではと思います。当然、予備はもう少し用意すべきでした。また、タコは泳ぎ廻っているわけではないので、もっと広範囲に釣り歩くと釣果が上がったと思います。このことに関しては、朝方は釣り人が非常に多く、移動しずらい状況だったのと、釣り仲間が私から離れたら自分で根掛を外すことができないのであまり離れられなかったとのことでした。
チヌふかせについては、この時期でも底狙いのふかせで釣果を望めることが分かりました。私としての失敗はウキの選択ミスです。使用した黒魂 HUWARIは水平ウキの特性で非常に潮乗りがよく素直な潮流の時はうまく撒き餌の筋に刺し餌を運んでくれる優れものなのですが、今回のように上潮と底潮が極端な場合と当て潮に対しては潮乗りが良すぎて私のようにハリスを長くとった場合、刺し餌の誘導がずれてしまい撒き餌との同調ができなかったのではと思います。このような場合はU氏が使用していた円錐ウキの低重心もので、素直に沈むウキを使用し、早く沈むようなチューニングをしたものを選択すべきであったと思います。今回の反省を踏まえて、次回はもう少しましな釣果を望めるようにいたします。
今回の釣行で最も嬉しいのはU氏が40cmアップのチヌを釣られて、AIR EVOLUTION 1号-53に入魂できたことです。これを機会にもっとチヌ釣りにのめり込んでいただきたいと思います。