タックルインプレッション

タックルインプレッション Part2  制覇&継承

こんにちは、ぎんきです。

Part1ではダイワ制覇エアマスター AGS 1.5‐52 SMTの修理を上島釣具店さんにお願いしたので、お店の紹介をさせていただきそこで、NISSI ゼロサム 継承が目に止まったところまでをお話しさせていただきました。
修理に出して2週間ほどで、上島釣具店さんから連絡があり、出来上がってきたとのこと、当然、#1のガイドすべてを失くしてしまっているのでこの分の費用が発生すると思っていたので、修理費用を確認させていただくと、なんと無償とのこと、懐の面では非常に喜ぶべきことなのですが、製品に問題があったための措置なので、使用中、再びトップガイドがすっぽ抜けて使用不能に恐れがあることが否めません。今回のトラブルが発生したときも予備竿の制覇エアマスター AGS 1-53が頑張ってくれて40cmオーバーの口太グレを釣ることが出来たのですが、もとはと言えば、この制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMT を手に入れたのは、1-53で得体のしれないモンスターにとことんいわされたリベンジのための補強アイテムなのです。また、トップガイドがすっぽ抜けるかも知れない制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMTをメインに使うのは不安なので、信頼のおける強めのロッドが必要との結論に達しました。そんな中、先日チラ見したNISSI ゼロサム 継承 をじっくり店頭で吟味してみようということにしました。

制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMT 復活

まずは、上島釣具店様に出向き制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMT を受け取りに。

修理内容としては

<修理ご依頼内容及びご指摘症状>
TG抜け

この度はお手数をお掛けしました。
お預かり致しました現品を確認させていただき
#1のガイドの取り付けをさせていただきました。
これにてご使用していただけたらと存じます。

原文とどおり

使用部品明細

商品コード 商品名 数量   メーカー   希望小売価格 割引率 ご請求単価 小計 適用 症状
7N9B45012 PDU-DCG4.5A-1.2 1 1,800 0 0 0 無償
7N9B45018 PDU-DCG4.5A-1.8 1 1,800 0 0 0 無償
7N9B45024 PDU-DCG4.5A-2.5 1 1,800 0 0 0 無償
7N9B45029 PDU-DCG4.5A-2.9 1,800 0 0 0 無償
7T7445007 T2-LGST4.5-07 1,250 0 0 0 無償

と言う修理明細でありました。

部品代のトータル金額が8,450円、本来ならこれに消費税が掛かるので1万円近くの出費となるのですが、これら部品に不具合があった訳でもないので、すべて無償のダイワさんの神対応であるのですが?
例えば、トップガイドの接着に不備がある。とか何とかの症状に対するコメントは一切ありませんでした。

話は変わるのですが、ダイワさんの神対応なのですが、先日、ダイワさんから贈り物が届きました。
それが、これです。

ダイワマスク

お送りいただいた理由としては、先日の投稿でダイワ銀狼カップのエントリーをしていることに触れましたが、これがコロナウイルスのまん延防止措置のため中止となったので、参加申し込みをされた方に送ってくださったものです。
大昔の話になりますが、ダイワマスターズトーナメントシマノジャパンカップ以前の話になるのですが、その前身のダイワシマノの磯釣り大会に参加した記憶なのですが、魚を釣った記憶は飛んでしまっているのですが、ダイワの大会でなんか色々、参加賞をもらった記憶があり、逆にシマノの大会では手ぶらで帰った思いがあり、仲間内では、「大会出るのやったらダイワの大会にしようぜ。」言っていたと思います。
いずれにせよ、消費者の対する神対応はダイワさんに根付いているのでは?
今回の件もその一環ととれるのではと思った次第です。

話は逸れてしまいましたが、制覇 エアマスター AGS 1.5‐52 SMTの完全復活となりました。

NISSI ゼロサム X4 継承 店頭インプレッション

制覇 エアマスター AGS 1.5‐52 SMTの完全復活となったのですが、万が一の予備竿が必要かもと言うことで、上島釣具店の社長に一言言って、2階の釣り竿のコーナで竿を吟味させていただくことに、社長は、「いつも○○は一人で適当に選んでいきはるから、ほっときますから、ゆっくり見て行って下さい」とのこと、心置きなく触らせていただくことにしました。
先日、来た時もおっしゃっていたのですが、磯釣りのアイテムの売れ行きが芳しくないので、店頭の磯竿のアイテムもあまり多くはなく、ハイクラスモデルに関しては、ゼロサム X4 継承のみの店頭在庫で、もし置いてあったならばシマノ 21 極翔ガマ磯 デ二オスなんかも比較してみたかったのですが...今回のロッド購入に関して、制覇 エアマスター AGS 1.5‐52 SMTの予備竿購入の目的と上島釣具店の社長が磯釣りのアイテムの売れ行きが今一つ良くないとおっしゃったので景気付けの意味合いもあったので、店頭在庫からの物色させていただくことにしました。
ゼロサム X4 継承 の号数に関しては、1.5号としました。1.75号とか1.25号の選択もありなのですが、1.25号は私の行くフィールドのグレ釣りに関してはベストな号数なのですが、一応、モンスター対策も考えあるので少し非力と思います。しかし40cmクラスの尾長グレが来ても余裕で対処できます。1.75号は少しヘビーです。(重量的に重たいことも含めて)
ということで、号数は1.5号、次にレングスなのですが、前回チラ見した時にこのゼロサム X4 継承は、定番の5.3mと本来5mであるはずのショートレングスのものが5.15mという長さなのです。

ガイド&穂先

ガイドに関してはトップガイドがKGトップ(アロワナトップ)#1の誘導ガイドがカーボン製のC‐IMガイドでその他はチタン製のIMガイドを使用しています。いずれも富士工業製のもので、ダイワシマノのようなオリジナルガイドではありません。

継承 ガイド&穂先

#1に使われているC‐IMガイドなのですが、やはりオリジナルでないためか、ガイドのラインに合わせるのが合わせ辛いのとガイドラインの真ん中にガイドを持っていくことが出来ません。その点ダイワのAGSガイドに関してはガイドラインに合わせやすく、なお且つラインの丁度中ほどにガイドが収まるように外径を合わせているようです。制覇AGSガイドはTYPE-0ではないので、継承C‐IMガイドに関しては楕円のリングを搭載しているので糸抜けがいいかもしれません。
穂先に関してですが、高強度タフトップ穂先を採用されているのですが、チヌ釣りで使っているゼロサム X4 鱗に関しても気になった点なのですが、表面の仕上がりに雑さが見受けられ、折れやすいのと違うのではという不安感があります。はかなりの回数の釣行をこなしていますが、穂先はまだ健在ですが。このことは、継承にも言えます。今回、店頭で吟味させていただいた1.5-530はそれほど気にならず、改善されているかと思ったのですが、1.5-515に関しては表面の凸凹があり、個体のよって差があると思いました。穂先に関してもう一点気になるところとして、他のメーカーのカーボン穂先に比べてに短いようです。これはSMTにも言えることなのですが、本来細くて軽い先端の#1の長さに対する割合が少ないと必然的に重心が先寄りに移行します。これは、持ち重り感と操作性に影響する要因ではないかと思うのですが、530と515の#1の長さを確認したところ同じ長さであったので、ロッドの長さは515をセレクトさせていただきました。ひょっとしたら5m15cmといういかにも中途半端なレングスはこのことに起因しているのではと思った次第ですが、間違っていればすみません。

グリップ&グリップエンド

ハイエンドクラスのロッドを選ぶ中でやはり所有していて満足感が味わえるのはデザイン性です。その中でもグリッブ周辺のデザインが重要なのではと思います。今は磯竿もほとんどのモデルがスクリューシートを採用しています。ゼロサム X4 継承に関してもスクリューシートですが、スクリューシートとグリップの形状が変(ルアー用のロッドのグリップを取ってつけたようなもの)だと魅力が半減してしまいます。継承のリールシートとグリップのデザインはグリップの部分はハンプ形状で、ひとつ前のシマノ極翔のグリップとよく似た形状のものが使用されていますが、ねじ込み部分のパーツが樹脂製でハイエンドモデルに相応しくないチープなものです。

継承 グリップ&グリップエンド

ロッドを持った感じは手のひらになじんで力が入る形状なのですが、何度も言うようですが樹脂のねじ込みパーツをどうにかしてほしいです。グリップエンドは太目に作られてまずまずなのですが、エンドキャップのシルバーが今一つです。せめてゴールドかガンメタにしてはと思うのですが、それとこのエンドキャップ水抜けがすこぶる悪い形状もいただけません。

ロッド全体のカラーリング

案外、今の磯釣りのアングラーも竿のカラーリングに非常に敏感ではと思うのですが、制覇エアマスターに関してですが、カラーリングが地味でインパクトに欠けたのではと思います。私自身、使ってみて軽いし基本的な性能も申し分ないのに、安売りされているのはそのせいじゃないかと思うのは私だけでしょうか?チャコールグレーの色合いがもっと明るくてばっちり決まった刺し色の入ったデザインだったらいかがかなと思うのですが。
制覇の件は置いといて、継承に関してですが、

継承 カラーリング

NISSNX4シリーズのカラーの基本は4軸カーボンが表面からうかがえるようにクリアー塗装し玉縁付近に金のリングを配置し刺し色を加える伝統的なデザインです。継承の場合この刺し色を紫系のマジョーラカラーとしているのですが、透明度が強すぎて刺し色のマジョーラカラーのインパクトが弱く思います。マジョーラカラーを採用しているといえば、ダイワ銀狼王牙 AGSなのですが、こちらの発色は光の加減で緑に見えたりゴールドに見えたりでフィールドでもその存在感をアピールできるカラーリングになっています。継承のそれは手に取ってやっとマジョーラカラーであることがわかるくらいです。

自分としてはデザインやカラーリングはそう大して気にするものではないのですが、要はトラブルなくモンスターに対峙できるかと自分の釣法との相性がいいか、なのです。

継承 全体のバランスと持ち重り感

以上のことから若干の不満はあるもののNISSN ゼロサム X4 継承 1.5-515の全体のバランスと持ち重り感に関してお店で伸ばして検証させていただきました。

検証結果
  • 全体のバランス
    竿を振った時の収束がすこぶる早く感じた(元竿から#2まで4軸カーボンで纏っているため?)
    胴調子の竿でありながら操作性が良好(M40Xの高弾性カーボンの恩恵?)
  • 持ち重り感
    制覇エアマスター AGS 1.5‐52 SMT よりはるかに軽く感じる。
    ゼロサム X4 継承 1.5-515 215g
    制覇エアマスター AGS 1.5‐52 SMT 187g

特に私の釣法としては、ウキを沈めた後のラインメンディングを頻繁に行うため操作性重視を求めています。

NISSN ゼロサム X4 継承 1.5-515 入手

以上のようになんやかんや書きましたが、NISSN ゼロサム X4 継承 1.5-515を買ってしまいました。言わずと知れた 宇崎日新の磯竿のハイエンドモデルですのでそこそこの出費になりましたが、NISSN ゼロサム X4 継承 1.5-515の実釣もすでに済ましておりますので次回、タックルインプレッション Part3 継承実釣にてレポートいたします。

ちなみに、NISSN ゼロサム X4 継承 1.5-515を購入されるのでしたら下記まで、