釣行記

2022 三重県 紀東 熊野 マブリカ 攻略

こんにちは、ぎんきです。

2022年 新たな年を迎えて遅ればせながらの第一回目の投稿となるのですが、やはり年末年始バタバタとする時期でそれに輪をかけて、11月後半から1月の晩秋から初冬にかけて釣り師が最も熱くなる時期です。出来る限り実釣に励む時期なのです。ぎんきに於きましても一応メインの釣りであるチヌふかせと磯ふかせに関して、チヌふかせ釣りでは武庫川一文字のチヌ‐1グランブリが1月10日までエントリーできるので一昨年のリベンジを、磯ふかせでは、昨年のこの時期に、モンスターにことごとくいわされた三重県熊野のマブリカにチャレンジしてリベンジをしなければなりません。
上記2つの課題のために年末年始と釣行を重ておりました。

と言う訳で年末年始のバタバタ+釣行に励んだということで投稿のアップが今となった次第です。

今回はその中でも三重県熊野のマブリカ攻略ということで、その状況をお伝えしようと思います。

マブリカ 東 その1

その1、としたのは今日まで2回チャレンジしたので、まずは1回目の釣行をレポートいたします。

2021年12月28日(火)

当日のデーター

長潮

干潮       5:45      59cm

満潮      12:26     141cm

お世話になったのはいつものまるせいまる渡船さんでこの時期、日の出が7時位なので、出船もそれに合わせて7時前の出船です。出船前に何処に行くかと聞かれたのでマブリカ 東に行きたいことを伝えておきました。前日まで年末大寒波の襲来で、来る途中の山越えではかなりの積雪があり、ここまでたどり着くのに苦労しましたが、今日は風も落ち着き気温は低いものの釣日和になる予報です。お客さんはグループの常連さんが多い様でした。いつもは港から離れた鈴置島方面から渡礁していくのですが、今回は真っ先にマブリカに向かい、西のマンジュウ、超1級ポイントの丸王子に付けその後の私が東に渡りました。

実釣開始 ①

今回のタックルの布陣は以下のようになります。

ロッド  ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1.5-52 SMT

リール  シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS

道糸   シマノ セフィアG5 PE 0.8号

ハリス  シーガー グランドマックス FX 2号

ウキ

  • 極磯 FIRE 00 (ボーメ度4.0に調整)
  • GREX BASARA G6 (ボーメ度3.0に調整)

ハリ   鬼掛   速掛グレ 浅層攻略 5号

玉の柄  ダイワ DXR 玉の柄 60

撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800

ロッドは、リベンジのために調達した、ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1.5-52 SMTです。ハリスはやはり2号以上は抵抗があるので2号としました。ウキに関してはチヌふかせでも多用しているリーズナブルプライスの極磯 FIREですが、今回新たにネット上でイエローカラーのバージョンを発見したのでそちらを購入。ボーメ度4.0に調整としておりますが、00で板錘の調整なしで4.0の浮力であったのでこれを使用しました。

リベンジと言いましても昨年の6月の梅雨グレ攻略に於いて40cmアップの尾長グレ制覇 AIRMASTER AGS 1.5-52 SMTで獲っているので幾分かは気が楽なのですが・・・・

いかんせん昨シーズンの1月に受けたモンスターの攻撃はかなりなものであったので、今回も心して立ち向かわなければ返り討ちに会ってしまいます。

朝一からのジアイ

仕掛けを準備して、先打ちの撒き餌を手前に少しと真正面竿2本分くらいのところにいつものチヌ釣りをする時のように20杯程打ちます。今回の撒き餌の配合はオキアミ6キロにマルキユー爆寄せグレ遠投ふかせTRこれに自作のイエローオキアミを作った際の残り汁500ccくらい加えて水分は全く入れていない状態のものを使用しました。

ちなみに今回使用した撒き餌を手配されるのでしたら上記、あきばおーヤフーショップで注文されれば送料と取り寄せ商品のため納期が掛かるものの最安かと思います。

仕掛け自体はリダーにウキを通して潮受けウキゴムのⅯを付けスイベルの8号でハリスに繋いで、ハリスを3ヒロ取りハリから50cmのところにG5のガン玉を打ちます。

潮受けウキゴムとスイベルのつながったところがふらつくのを防ぐため潮受けウキゴムの根元にスイベルの輪っかを押し込んでいたのですが、キザクラから結び目マモル君 潮受型という商品を見つけたので徐々にこれに変えていこうと思っています。

前置きが長くなってしまいましたが、第1投 先ほど、しこたま先打ちの撒き餌をした竿2本位のところに仕掛けを投入。馴染んですぐにアタリがあり、まぁまぁにの引き、32.3cmの尾長グレでした。その後、立て続けに今度は35cm位の口太グレが2匹釣れ、このペースだと中型グレの数釣りパターンと思ったのですが。

潮が動かず全くの無反応

中型グレを3匹確保して、グレしゃぶのネタが出来たのですが、潮が全く動かなくなり、刺し餌のイエローオキアミも白くなって帰ってくるのみ、ボイルオキアミに関しては何の変化もなく回収されます。潮が動かない中の全誘導沈め釣りは、いくらドン深のポイントでも根がかりの危険があるのですが、リーズナブルプライスのウキを使用しているので、とことんまで沈めていると、やっと何かが喰ってきましたゴンゴンたたいて上がって来たのは35cm程の雌のブダイ(イガミ)でした。とりあえずフライにして頂こうと思いキープすることに、潮が動かなくなって釣れたのはこの1匹のみで、お昼過ぎまでこの状況が続いてしまいました。

アタリ、出始めるがハリ外れの連続

アタリがないので深く沈めていたため極磯 FIREをロスト、GREX BASARA G6 (ボーメ度3.0に調整)にチェンジし、やっと潮が動き出したのか12時30頃からアタリが出始めるが、まだ警戒しているのかハリ外れの連続で、やっと磯際まで寄せた魚はグレではなく魚体が白く、イスズミかと思ったのですがシマアジの様で際でハリ外れしてしまいました。もうすでに13時をかなり過ぎていたので、仕方なく納竿することに、モンスター対策の制覇 AIRMASTER AGS 1.5-52 SMT も実力を発揮することなく本日はロッドケースの中にお帰りいただきました。

マブリカ 東 その2

熊野 マブリカ 攻略 2回目

2022年1月15日(土)

当日のデーター

中潮

満潮       5:16    137cm

干潮      10:26     95cm

満潮      15:41    140cm

この日も前日は冬型の気圧配置となり北西風がかなりきつく吹いていたのですが、日中は収まるとのこと、来る途中は年末のような積雪はなく道中苦労することはなかったのですが、国道169号線の通行止めに会ってしまい。通行止めが解除になるまで待機する羽目に、時間帯通行止めなので、出船に間に合いましたが、出船が尾鷲だったら間に合わなかったと思いますので、169号線を利用して釣り場に向かわれる方はご注意を、
今回も渡船を利用される方は、グループで来られている方が多かったみたいで、そこそこの人数が乗船していたのですが、地方の磯中心にハカタ・ヤマト・シラマ・鈴置島と降ろされて残り私ともう一人の方となり、私はマブリカの東をもう一人の方は銚子を希望されたので先に銚子に向かい。最後にわたしがマブリカの東に降ろしていただきました。

実釣開始 ②

今回のタックルの布陣は以下のようになります。

ロッド

  • ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1.5-52 SMT
  • ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53

リール

  • シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS
  • ダイワ IMPURT 2500LBD

道糸   シマノ セフィアG5 PE 0.8号

ハリス

  • シーガー グランドマックス FX 2号
  • サンライン トルネード Vハード 2.25号

ウキ

  • 極磯 斬獲 00(ボーメ度4.0に調整)
  • 極磯 FIRE 00 (ボーメ度4.0に調整)

ハリ   鬼掛   速掛グレ 浅層攻略 5号

玉の柄  ダイワ DXR 玉の柄 60

撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800

前回とほとんど同じ布陣ですが、制覇 AIRMASTER 1-53をサブで使用したので布陣に入っています。理由は後でお伝えしますが制覇 AIRMASTER 1.5-52 SMTにトラブルが発生したためです。

釣り座に関して前回は船着きに釣り座を構えたのですが今回は一段上の表題のアイキャッチ画像の割れの横に釣り座を構えました。仕掛けは全く同じで、ウキのみ極磯 FIREより少し小ぶりの極磯 斬獲 00としました。こちらも私自身チヌ・グレに限らず、何度も使用しているリーズナブルプライスウキです。今回は、このウキを使うことにしました。前回と今回明らかに違うのは撒餌をグレ釣りの撒き餌の定番中の定番であるマルキユーグレパワーV9を使用したことです。たまたまこの配合餌が安くてなっていて、買っておいたので、今回の使用としました。配合はオキアミ6kgにグレパワーV9 徳用 1袋に水500ccを事前に混ぜて冷凍したものを解凍して持参しました。久々に使ったV9ですが今までメインに使った、爆寄せグレ遠投ふかせTRのブレンドより、粒子が荒く纏まりがいまいちよろしくない感じです。私の好みとしては粘りがあって杓離れがいいのが好みなので、少し不満です。今回も竿2本分程先に撒き餌を20杯程打ちそこに仕掛けを合わせる感じで釣り始めましたが、北西風がきつくラインがつの字を描いてしまいます。潮の流れは風とは逆で手前に当てて来て非常に釣りづらいバターンです。ある程度ウキが沈下してからラインを修正するようにしましたが、この時には仕掛けが磯際まで来てしまいます。釣り座は、かなりの高場なので余計風の影響を受けます。ライン修正に苦労しながらやっと釣れたのが30cmあるかないかの尾長グレでした足場が高いので右側の割れを伝ってタモ入れしましたが今の潮の高さでは6mのタモでもぎりぎりです。しかし、グレがいることは確かです。

ジアイ到来。しかし、トラブル発生。

北西風に悩ませされながら頑張っていると、弁当船が到着、いつも9時頃に運んでいただけます。前回はこの時すでに中型グレ3匹は釣っており数釣りパターンと思っていたのですが、今回は30cmのグレ1枚のみで、バッテンの合図です。この後、風も若干ゆるんできてライン修正もやりやすくなったところで、続けて32.3センチの尾長グレを2匹確保しました。その後、先ほどの2匹の尾長グレより明らかに強い引き、竿を立てて寄せに掛かろうとしたとたんラインブレイクしてしまいました。道糸を見るとリーダーの結束部分がすっぽ抜けているではありませんか、ウキもロストするし、一番悔しいバラシ方です。ジアイ到来なので、風も有るし、現場でリーダーを結束している時間が勿体無いので、リールごとチェンジしようと思い、急いで制覇 AIRMASTER 1.5-52 SMTを縮めてサブの制覇 AIRMASTER 1ー53 に付けてあったIMPURT 2500LBDを外して取り替えようとしたところ制覇 AIRMASTER 1.5-52 SMTの穂先がないではありませんか、よく見るとトップガイドがなく、縮めたことによって1番のガイドがどっかに行って穂先が中に入っていました。折れてトップガイドがなくなったのかトップガイドが穂先から抜けてしまったのか、この時は分からなかったのですが、いずれにしろ制覇 AIRMASTER 1.5-52 SMT は使用不可能な状態です。せっかくのモンスター対策の竿だったのですが、それに、風がまだ強かったので周囲を探しても1番のガイドは見当たりません。大ダメージです。暫く放心状態になりましたが、気を取り直して、制覇 AIRMASTER 1ー53にチェンジして、釣り再開することに。

40cmアップの口太グレ降臨。

この時には、かなりきつく吹いていた北西風も少し収まりどの方向に仕掛けをキャストしても思い通りのライン操作が出来るようになっていました。水中もグレかどうか分かりませんが、かなりの数のエサ取りではない魚影が確認できます。撒餌が効いてきたのか、いい潮が入って来たのか分かりませんが、潮は若干、当てている感じで右から左に流れているので先ほどまで逆風で狙えなかった潮下にキャストしてウキがシモルって仕掛けが落ち着いた時にアタリがあったので合わせを入れると重厚な引きでした、時折反転して強い引きがあったのですが、ラインを出さず制覇 AIRMASTER 1ー53のタメでかわして高場の少し低くなっている所まで誘導してタモ入れしたのは、40cmを上回る口太グレでした。

口太グレ 尾長グレ

今回釣れた口太グレ

口太グレ

45cmには届きませんでしたが、良型、口太グレの確保です。撮影の角度のせいで少し細長く映ってしまいましたが、ブルーグリーンの魚体とコバルトブルーの目が可愛いやつでした。

ちなみに去年の6月に同じマブリカ 東で釣った尾長グレを並べてみました。

尾長グレ

シーズンは違いますが同じ場所で釣れた魚体で寸法も40cm+なので比較対象になると思います。
やっぱり、尾長グレは正式名称クロメジナと言うだけあって魚体が黒っぽいです。尾びれが魚体に比べて大きいので、引きが違うのが魚体を見て伺えます。
で、どう引きが違うのかと言いますと、どちらもリールのレバーは握りぱなしでラインは出さずに釣りました。話は逸れるかも知れませんが、グレ釣りの場合、モンスターが掛かれば話は別なのですが、私はラインを出さず竿のポテンシャルを信じてタメます。チヌ釣りの場合は相手が怒って暴れだした場合はすぐにレバーを離して落ち着かせます。チヌはラインを緩めればとてつもなく走っていうことが利かなくなることはないのでラインを緩めればすぐに落ち着いてくれます。後は竿の弾力でゆっくりと浮かせるようにします。

尾長グレと口太グレ引きの違い

尾長グレ

  • 掛けたとたん強烈な引きが収まることがなく続く
  • 浮かせたと思っても何度も突っ込もうとする(3回くらい)

口太グレ

  • 引きは重厚そのものひたすらに重い引き
  • 何度か突っ込もうとするが竿でためていなせる
  • 浮かせると戦意喪失してしまう

こんな感じでしょうか、あくまでも私自身の感想なのでご参考に
ちなみに上記尾長グレを釣った竿は制覇 AIRMASTER 1.5-52 SMT ハリス サンライン トルネード ハード 2号 ハリ 鬼掛 速掛グレ 浅層攻略 6号 ウキ キザクラ UZAWA D.SUS Five=Gセット 2B・3B 今回の口太グレは、竿、制覇 AIRMASTER AGS 1-53 ハリス シーガー グランドマックス FX 2号 ウキ 極磯 FIRE 00 (ボーメ度4.0に調整)です。

尾長グレは制覇の1.5号で口太グレは1号なので、竿のポテンシャルの差はこれくらい必要かと思います。

たぶん尾長? バラシの連続。

釣行に戻りますが、口太グレを釣ったのが11時30分頃でその後、魚を撮影してすぐに同じポイントに撒き餌を打って、仕掛投入したところ、仕掛けがなじんですぐの比較的浅いタナで、先ほどの口太のアタリとは違うロケットアタリです、尾長グレの到来と期待したのですが竿が1号のせいもあり伸されてハリス切れ、チモトからぷっつりやられてしまいました。
次に掛かったのは、口太みたいな引きでしたが、重量感がいまいち、魚影を確認すると白かったのでイスズミ? ではなくシマアジの様です。しかし手前でハリが外れてしまい。美味しい獲物を目の前で取り逃がしてしまいました。ここで、ハリスをチェンジしようとシーガー グランドマックス FX 2号を付けたのですがハリスが足らなくなり、また尾長が喰ってハリス切れしたら嫌なので、サンライン トルネード Vハード 2.25号に付け直して最後のあがきを試みることとしました。

美味しい、獲物 イサキの登場

ハリスを2.25号に変えてしばらくして、竿先を持って行ったのは、激しく竿をたたく引き、思ったほど抵抗もせず上がって来たのは、35cmくらいのイサキでした。先ほど美味しい獲物のシマアジを獲り逃したところなので、すかさずタモを用意して掬いに掛かりましたが、高場なので6mのタモでもぎりぎり、何とか手を伸ばしてタモに収め確保しました。

美味しい獲物 イサキ
この時、時刻は13時前でした。おかずも調達できたので納竿としました。

三重県 熊野 マブリカ に関して

2回、磯フカセのトップシーズンである時期に三重県 熊野のマブリカ磯にチャレンジさせていただきました。1回目は、中型グレの確保はしましたもののモンスターにも出会えず潮が動かずいまいちの釣果で、2回目は、43cmの口太グレを釣ることが出来たのですが、制覇 AIRMASTER 1.5-52 SMT のトラブルと2回の大型と思われるバラシがあり、少し不満が残るものの釣果としてはまぁまぁかなと言うところでした。熊野の磯はマブリカをを含め鈴置島など超一級のポイントがたくさんある。磯釣り師に於いては、夢の大物が狙える釣り場です。マブリカに関しては通い始めた頃は島全体が砂岩の丸い地形で、狙いどころのない印象で、足場も滑りやすく少し苦手意識があったのですが、得体のしれない大物が潜んでいる島です。鈴置島も超お勧めなのですが、島全体がごつごつしてポイントまでの移動がしんどいので最近は少し敬遠しています。

ダイワ 制覇 AIRMASTER 1.5‐52 SMTに関して

今回、トップガイドがなくなって、使用不可能となってしまった 制覇 AIRMASTER 1.5-52 SMT に関してですが、同じく、1-53のメガトップの使用感がすこぶるよかったので、大物対策用にこちらを購入したのですが、このような結果になって非常に残念です。ガイドをなくしてしまったのはこちらのミスですが、帰って穂先を確認したところ折れてはいないようで、トップガイドの接着不良と思われます。SMTは特殊な接着をしているとのことですので、修理から帰って、修理内容とダイワ様の対応が、分ればレポートしようと思います。