釣行記

和歌山県 浦神湾 チヌ遠投釣法

一人でのんびり和歌山県 浦神湾にてチヌ釣り

こんにちは、ぎんきです。

今回の釣行場所としては前回に引き続き、ぎんきフィッシングブログ初登場の県の和歌山県での釣行レポートです。ここ浦神は、和歌山県南端の串本を超えて回り込んだ位置にあり、ぎんきにとってはかなり遠征した場所にあるところです。基本的に私がチヌ釣りのポイントとしてセレクトするのは湾とか入り江が中心です。ここ浦神湾は水深もあり養殖いかだも点在するためチヌに関しては、いい条件がそろっていると思うポイントなのですが。実は、昨年から始めた全誘導の沈め釣りでのチヌふかせ釣りをしようと思って、初めて釣行したのがここでした。結果は散々なもので、根掛してウキはロスとするは、釣果はさっぱり、なにも釣れない丸ボーズをくらってしまいました。それ以来この場所で竿を出すことはなかったのですが、今回、この釣りに関して、若干の自信も芽生えてきたのでリベンジを兼ての釣行としました。

場所 和歌山県 浦神湾 漁港

令和元年10月8日(火)

当日データ

長潮

干潮   8:12  71cm

満潮  15:31  154cm

干潮  21:21  108cm

現地には午前4時頃着、湾内を1周して状況を確認することに、国道の対岸は護岸されており、どこでも釣りができそうですが、船を係留をされている為、釣り辛いので最終的に国道側の漁港で釣りをすることに決定。

今回の私のタックル

ロッド 宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 0.4 5.3m

リール シマノ BBX TECHNIUM 2500DXGS 

道糸 シマノLIMITED PRO PEG5⁺ 0.8号 レッド

リーダー シーガー フロロマイスター 1.5号

ハリス シーガー 150  1.2号

ウキ 極磯 FIRE 0 (ウエイトバランサー0.15gX8)

ハリ 鬼掛 底攻めチヌ 2号

玉の柄 シマノ鱗海 TAMANOE 500

撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800

針外し タカ産業 ホールド針外し

今回もリールに関してはシマノ BBX TECHNIUM 2500DXGS です。それとウキに関して、重めにチューニングにし0号にウエイトバランサーを1.2g追加したものを使用しました。というのも湾内の水深が10m~15mとかなり深いことと、時期的にエサ取りが非常に多いため中層のエサ取りを出来るだけかわして底にいるチヌに狙いを絞る為、このようなセッティングとしました。
もう一つ今回、針外しとして、タカ産業 ホールド針外し を使用しました。今まで針外しとして、先曲がりのペンチを使用していましたが、ハリを飲み込まれたときに苦労していたことと、釣った魚にダメージを与えずリリースできるようなハリ外しを探していた所、一般の釣り人が開発された針外しはずせる君の評判がいいことを発見、これを使ってみようと思いました。しかし、ハンドメイドのなのでなかなか入手困難とのこと、はずせる君の量産化されたものがタカ産業からホールド針外しとして市販されているとの情報があり、そちらを購入して今回使用することにしました。

使用した感想に関しては、後程レポートいたします。

実釣開始

夜明けが6時前なので明るくなってからの釣り開始としました。釣り座はアイキャッチ画像の護岸が狭くなっている手前に取り沖向きにキャストすることとし、20~25m沖に撒き餌を打ってポイントを作ります。本日の撒き餌は、このところ使用しているヒロキューのスーパーブレンド制覇チヌX2+マルキユーの激荒+オキアミ3kg+アミエビ800gを混ぜたものです。まず1投目、刺し餌は自作のイエローオキアミでエサ取りの様子を伺うことに、先日の福井県の小浜での釣行ほど、猛烈なエサ取りの状態ではないのでオキアミでも行けるのではと思いましたが、数投目にアタリがあり上がってきたのは20cm位アジ、早速、絞めてクーラーに入れてキープすることに、今日は完璧なチヌ狙いなのでオキアミから刺し餌をコーンに変えることに、しかしコーンでは全くアタリもなくエサもそのままで帰ってきます。そんな中、一人の漁師さんが来て、状況を教えてくれました。この岸壁で狙うのだったらアジを釣らないとだめだとか、チヌとか真鯛だったら湾の奥の川にチヌや真鯛がいっぱい泳いでいたのでそこがいいとか、ここで最近ルアー釣りで、ヒラメを釣っていたとか、ここは伊勢エビの荷揚げ場になっているので、魚がいっぱいついているはずなのだが最近はさっぱりだとか、状況を教えてくるのはありがたいのですが、ここで釣りをしているものにとってメンタルの下がるお言葉ばかりいただきました。
ランガン主体のルアーフィッシングなら先程の情報で場所移動するのですが、撒き餌で魚を集めて釣るふかせ釣りではそうはいきません。
テンションを上げて撒き餌を打ち、刺し餌をコーンから練り餌のマルキユーの喰い渋りイエローにチェンジしアタリを待つことにしました。
8時15分頃コツコツしたアタリ、その後にゆっくり穂先を持っていくアジとは違う反応があり、合わせを入れるとこいつが釣れました。

練り餌に喰ってきたチンチン

当ブログの釣行記において最小のチンチンと呼ばれるチヌです。ハリをしこたま飲んでいたのでホールド針外しの登場です。初めての使用なので少し手こずりましたが、無事、針外しに成功。ついでに記念撮影を実施、針外しの全長が18cmなのでそれくらいのチヌです。
チヌはチヌなので何とかボーズは免れましたが・・・・・
その後、雲行きが怪しくなり小雨が降り始めカッパを用意することに、次に来たのは9時前にこれです。

チャリコの登場

しばらくして、雨は止みましたが、釣り座の右側から風が強くなり同時に上潮が左方向に流れ、感覚的に非常に釣りづらい状況になりました。道糸は左にふけていくのですが、ウキを回収すると正面から上がってくるので、底潮はほとんど動いていません。かなりの沈黙の後、11時15分頃、右からの強風の中アタリがあり、今度はこれが上がってきました。

20cm弱のキビレ

さっきの小チヌよりは引きがありましたが、このキビレも当ブログの釣行記に於いて、最小のキビレです。この子も練り餌で喰ってきたのですが、針をしこたま飲んでいたので、ホールド針外しの登場となり、記念撮影を行いました。
お昼を過ぎたあたりから、風も止んで釣りやすくはなったものの今度は気温が上昇して非常に暑くなってきました。10月のこの時期のこの気温は異常といえます。今年は外気温がこれだけ高いので、外気より温度低下が遅れる水温は異常高の状態であると推測されます。先程の漁師さんが言ったように、海水温が高いので幾分水温の低い川近くに魚が集まっているのではと考えられます。
お昼も過ぎて、撒き餌が無くなるまで頑張って釣ることにし、お昼すぎに来たのはきれいなチャリコでした。

お昼過ぎに来たきれいなチャリコ

撒き餌もほとんど底をついてきた13時15分頃、今までとは違うがさつなアタリがあり、当ブログ初登場のコトヒキが掛かって、ここで納竿といたしました。

初登場のコトヒキ

今回の釣行に関して

釣果

チヌ釣りなので、一応、チヌが釣れたので釣果があったということなのですが、釣りとしては惨敗と言わざる負えません。以前このフィールドで釣りをして、全くのノーフィッシュだったことを考えれば進歩はしていると思いますが、いかんせん魚が小さすぎます。最近好調だったコーンの刺し餌がここでは全く通用しなかったのも敗因の一つです。ここは漁師の方がおっしゃっていたように伊勢エビの荷揚げ場に近いためそこからこぼれる上質なエサが豊富にあるためコーンの反応がなかったのではと推測されます。この経験を生かして釣法のレベルアップに努めたいと思います。

ウキの浮力に関して

今回、ウキの浮力チューニングに関して初めにも書いた通り、かなりのウエイトアップしたチューニングとし、早々にエサ取りをかわして深い水深の底まで到達する様にしました。このことによって、チヌの棚までエサを運ぶことができたため小さいながらも、チヌに刺し餌を喰わせることができたと思います。釣りをしていて思ったのですが、ウキを早く沈ませることによって早い時点でハリスに張りができてしまいウキがカーブフォールすることになり、仕掛け全体が手前に戻る現象が発生してしまいます。この現象を最小限にとどめるには、エギをフリーフォールさせる時のように道糸を水面に置いてたるませるようにすることが必要となります。今回の釣行で、水深のあるフィールドではウキ自体のウエイトをアップさせることが必要と感じました。どの程度のウエイトアップが必要か、また自然相手のため潮流や風の影響も受けるので今後、検証していきまとめていこうと思います。

ホールド針外しに関して

今回、使用したホールド針外しに関してですが、最初は、うまくいかなかったのですが、ハリスを針外しの穴に通し、魚の口の奥に突っ込みハリに届いた時点でパイプをスライドさせれば簡単に針が外れます。機能的には大変優れたものであると実感しましたが、先端の樹脂の強度やスプリングが内蔵されているため耐久性に若干不安を感じます。今回の釣行で破損や不具合はありませんでしたが、釣行後にチェックするなど、メンテナンスをしっかりした方がいいのではと思います。その辺がクリアーできれば、手放せない逸品といえます。