釣行記

武庫川一文字 青物&チヌ 2020 10月

こんにちは、ぎんきです。

久々に、釣り仲間と釣りをしようと1ヶ月前から日程を調整して10月12日に予定をしていたところ、今回も台風14号の発生、しかし、10日に一番接近するとのこと、12日は何とか釣りが出来そうなので、当初予定していた、多人数(とはいっても5人なんですが)でも釣り座を確保できる。兵庫県 武庫川一文字に行ってきました。
狙いの本命は、もちろん青物です。武庫川一文字では、9月の中旬から青物の回遊がありブリやメータクラスのサワラが連日上がっています。釣行前日の11日は台風の影響が収まったため、出船されており、青物爆釣の釣果報告がされていました。

釣り仲間と武庫川一文字釣行。

朝一番から青物の回遊があるので、一番船に乗るべく、午前4時に現地に到着したのですが、駐車場には、かなりの台数の車がすでに止められており、渡船受付には長蛇の列。釣れているところには釣り人が集まって来ます。釣り人のフットワークには驚かせる次第です。
事前に乗船名簿を武庫川渡船のホームぺージからダウンロードしてみんなに渡し記入してもらっていたので、スムーズに受付終了。船着きに到着。一文字の東から渡し場所が番号付けされていて、武庫川渡船では、2番から6番までのポイントに降りることができます。この時すでに、前日、調子の良かった5番は、満員とのこと、今回、私たちは比較的空いている2番で下船することにしました.

釣り座を確保。タックル準備。

令和2年10月12日(月)

当日データ

若潮

干潮   09:41    48cm

満潮   16:57   148cm

2番に到着。東のカーブ付近が空いているとのことで、東に移動しカーブ手前の梯子に荷物を置きタックルの準備に取り掛かる。メンバーのU氏と今回、初参加のY氏はベテランなので、放っておいてもいいのですが、常連のH氏とK氏は未だに、仕掛けを用意してあげなければなりません。まずは、のませ用のエサの調達係として、K氏用にサビキ仕掛けを用意します。次に、H氏用に10フィートのショアジギング用のロッドにP-boyの50gのジグをセットし外向きにキャストしてもらうように指示します。
一段落したので、自分用のフカセ釣りの撒き餌を混ぜかけているとK氏のサビキにアジが掛かったとのこと、アジを生かしておくための生かしバッカンを用意する。後はどんどんアジを釣って、生かしバッカンに入れるよう頼んで、今度はのませ用の仕掛けを用意することに。

そこで登場。今年、ハヤブサ様からニューリリースされた ちょいマジ堤防 ぶっ込みのませ エレベーター仕掛 です。

エレベーター仕掛けでは仕掛けの先にオモリを付けて投げ込んで後からエサを投入するので短い竿でも対応可能なので、以前のタコ釣りにも使った7フィートのバス釣り用のヘビーのベイトロッドに、この仕掛けをセットすることにしました。

ここで、エレベーター仕掛けに関して、まだ市販の仕掛けとして、あまり販売されていなかったエレベーター仕掛けなのですが、今回、同行したような初心者の方は、なかなか自分で仕掛けを作ることができない、または面倒な方にとっての朗報です。信頼のハヤブサ様から市販仕掛けとしてリリースされましたので一度、利用してみてはいかがでしょうか?

 

ということで、K氏が釣って生かしバッカンに入れてあったアジをハリにつけようとバッカンのアジを確認すると、飲ませ釣りのエサにするには少し大きい20cmクラスのも釣れていました。
小さいものを選んでハリにかけてライン伝いに落とし込んでアタリを待ちます。しかし、このアジ生かしバッカンを用意する前に釣れたので、元気がなく、様子見で上げてみるとすでに動かなくなっていました。
サビキのアジの釣れ具合を確認すると、アジが釣れたのは朝一番のみでその後はイワシばかりになったとのこと、イワシでもなんとかなるのですが、耐久力がないので頻繁にエサ交換をする必要があります。周りではみんなジグやバイブレーションを引いているようですが、あまり竿を曲げている様子はありません。ジグを投げていたH氏の竿に飲ませ仕掛けをセットし貴重なアジで飲ませ釣りをしてもらうことにしました。
この時点で、時間はすでに7時30分を過ぎており、朝一番の青物の時合が過ぎた感じ、ここで自分はチヌ釣りをすべく用意することにしました。

チヌ釣り開始

チヌ釣りに関しては、例年、まだフカセで釣れるのは難しい時期なのですが、釣果情報の中にフカセ釣りの底狙いで釣果が上がっていたのでやってみる価値ありと判断しました。

今回の私のタックル

ロッド  宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 04-530

リール  シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS

道糸   シマノ セフィアG5 PE 0.6号

リーダー シーガー フロロマイスター 1.5号

ハリス  シーガー 150  1.2・1.5号

ウキ   極磯 FIRE 0 (ボーメ度7.2に調整)

ハリ   鬼掛   底攻めチヌ 3号

玉の柄  ダイワ DXR 玉の柄 60

撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800

やっと本来の釣り開始となりました。時間は8時前です。
この時間に、武庫川渡船のスタッフが釣果の見回りに来られ隣の釣り人が釣ったアコウ撮影されていました。そんな中、ジグをキャストしていたU氏がツバスをヒットさせていました。
私は、外向きに釣り座を構えて10mくらいのポイントに撒き餌を20杯程打ち、ポイント作りにかかります。本日の撒き餌はいつも通りのヒロキュースーパーブレンド制覇チヌにオキアミ3キロを混ぜったものに、後でマルキユーニュー活さなぎミンチ 激荒を1/2袋を入れました。竿は久々の登場の宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 04-530です。

青物のは不発でしたが、チヌ降臨。

刺し餌はコーンのみとし、釣り始めてしばらくした8時頃コツコツしたあたりの後ゆっくりゼロサム 鱗 X4の穂先を持って行ったので合わせてみると間違いないチヌの引き、久しぶりにゼロサム 鱗 X4のまん丸のベントカーブを体感させていただき、ゆっくり上がって来たのはこの子でした。

ちょうど40cm。アベレージサイズの大阪湾のチヌとしては珍しくスリムでひれの大きいきれいなチヌでした。
もうすでに晩秋のパターンなのか、今年の大阪湾のチヌが好調のため絶対数が多いので、どのパターンでも釣れるためなのか定かではありませんが、このサイズが釣れたということは期待が持てます。U氏もツバスを釣ったあとチヌ釣りの用意をして、内向きで釣り開始されております。

それから間もなくして、仕掛けを流すためにラインを弛ませているときに強烈な当たり、弛ませている最中であったのと、アタリが強烈すぎてハリスが底の何かに引っ掛かり一瞬でラインブレーク。この時は、最初1.2号のハリスを使っていたのですが、1匹目が釣れた後1.5号のハリスにチェンジしていました。その甲斐もなくこの結果。あとでU氏に聞くと同様なアタリがあったそうです。外向きの方が活性が高いと思いこの時点でU氏も外向きで釣るように伝えました。

その後の9時過ぎ、今度も同様のロケット当たり、今回は弛ませてはいなかったので、アワセは旨くいったのですが、底を切るのに若干手間取ったためか、一瞬、底に張り付かれてしまいました。しかし、宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 04-530の4軸カーボンの効果が出たのか、無事、底を切ることが出来て、無事タモ入れが出来ました。こちらは1匹目のチヌに比べて、長さはありませんがこれぞ湾チヌに相応しい、体高があり、ひれの小さい個体でした。

いずれのチヌもひれの欠損もなく非常にきれいなチヌで沖に住む回遊性のチヌのようです。

のませをしていたH氏に青物のあたりがないので、フカセの用意をして釣ってもらうことにしました。

10時前にチヌ釣りで沈黙していたU氏も竿を曲げている様子、U氏のロッドは、がまかつ黒冴 06-530 です。魚をかけた時の曲がりを初めて見せていただいたのですが、ちょうど元竿の少し先の4番の中心より手前に曲がりのピークがあるベントカーブです。私の今回、使った宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 04-530 は、まん丸の曲がりをするのとは少し調子が違います。がまかつ黒冴はこんな超胴調子にも関わらず、竿を操作するときは、先調子のようなシャキンとした操作性があるので、さすががまかつと言わざる負えない竿の作りだと思った次第です。その時に釣れたのはこの子でした。

35・6cm若干小ぶりですが縞目も鮮やかなきれいなチヌでした。

そのあと干潮の時間を迎えたためアタリが遠のいてしまい。お昼前をもって納竿としました。

今回の釣行のまとめ

武庫川一文字は、都心からも近いし、釣り場も広いので仲間と来るのにちょうどいいフィールドです。この時期、青物の回遊や、太刀魚が回ってくるので、最盛期を迎え休日は満員御礼となるのですが、回遊魚を狙うのでしたら地合いが短いので、今回もそうでしたが、朝一番や太刀魚狙いになると夕方前に混み合います。昼間から釣れるチヌ釣りと回遊魚を狙う釣りを組み合わせて楽しむことがいいのではと思います。しかし、帰りの車中でも新メンバーのY氏と話したのですが、波止釣りされている方にとって、チヌ釣りは敷居が高く感じるとのこと、実際、紀州釣り、落とし込み釣りは伝統がありなんか難しそうな印象があることは確かです。私のチヌフカセ釣りも同様にみなされると思うのですが、基本ウキを使ったブッコミ釣りなので、一度試してもらえればいかがでしょうか。