こんにちは、ぎんきです。
10月になり、暑さも収まりいよいよ、釣行ベストシーズンとなりました。今回は、今年の3月 まだ、コロナ禍もそれほど深刻ではなかった時に、初期の乗っ込みチヌ狙いで、釣友のU氏とともにお世話になった伊勢志摩の五ケ所湾 久四郎屋渡船様に磯渡しをお願いすることにしました。
釣行前にニューロッドを入手。
当初はチヌ狙いでの釣行のつもりだったのですが、釣行前の9月の末に某大手通販サイトからお勧めメール、なんと昨年秋にリリースされたダイワの軽量磯竿 制覇 AIRMASTER AGS 1-53 が半額に迫る勢いの価格で販売されているではありませんか、本来でしたら、お安くなっていても慎重派の私としては躊躇するところなのですが、チヌ遠投釣法オンリーから、磯からのグレ釣りへの復帰も視野に入れていたのと、昨今の磯竿の胴調子傾向が、あまりにも顕著なので、逆に先調子の磯竿に興味を持った為、先調子の磯竿をリサーチしていたところの制覇 AIRMASTER AGS 1-53 のお勧め、ダイワの磯竿の中でも先調子の制覇 AIRMASTER AGS リアクションバイトでぽちっとしてしまった次第です。
ぽちっとすれば翌日に到着。
ということで今回の釣行に持参いたしました。奇しくも 銀狼 王牙 AGS 1-53・Rのデビューと同じ場所・同じ磯で、制覇 AIRMASTER AGS 1-53 のデビューになることに。
三重県 伊勢志摩 五ケ所湾 中津浜浦 久四郎屋渡船
令和2年10月2日(金)
当日データ
大潮
満潮 5:30 187cm
干潮 11:44 44cm
満潮 17:52 182cm
電話で予約した時に、船着きに6時過ぎに来てくださいとのことだったので、5時前に中津浜浦に到着。しかし船着きの入り口に立ち入り禁止のゲートが置いてあり、どうしようかなぁと思っていたところ、すぐ後ろから来た車の人から渡船を予約してらっしゃるならゲートを退けて入れますとのこと、ご親切に誘導していただき、無事、船着きに到着できました。しかし、この場所も波止からの釣りが禁止になったみたいで、ちょっと残念に思った次第です。
5時30分ごろから他の筏渡しの渡船がお客さんを乗せて行き、久四郎屋さんの船頭さんが到着、磯渡しは筏のお客さんを渡した後に行くので、しばし待機することに、磯渡しの船は筏渡しの船より小さい船を使います。今回も弁当を頼むことにして、迎えの時間を確認すると16時に迎えに来るとのことでした。
磯は前回同様、尼崎灯台のハナレです。詳しくは聞いていないので定かではないのですが、中津浜浦の磯渡しはここ1か所のようなので、先約があるときは、磯渡しは出来ないようです。ポイントは南向きの低場と前回釣りをした東向きの高場ですが、渡った時は、満潮から下げに入ったところで、低場は、水没状態だったので、こちらも前回同様の高場で釣りをすることにしました。
実釣開始
タックルを用意する。
今回の私のタックル
ロッド
- ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53
- ダイワ 銀狼 王牙 AGS 1-53・R
リール
- シマノ BB-X HYPER FORCE 1700DXG
- シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS
道糸
- シマノ LIMITED PRO PEG5⁺ 0.8号
- シマノ セフィアG5 PE 0.6号
リーダー シーガー フロロマイスター 1.5号
ハリス シーガー 150 1.5号
ウキ
- 極磯 斬獲 0 (ポーメ度6.8に調整)
- 極磯 FIRE 0(ボーメ度6.8に調整)
- プロマリン Sight TypeⅦ 00(ボーメ度7.0に調整)
ハリ
- がまかつ チヌR 2号
- 鬼掛 底攻めチヌ 3号
玉の柄 ダイワ DXR 玉の柄 60
撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800
撒餌を磯際に撒いてみるとグレの魚影が確認できる。中には25cmほどの魚体もあるようなので、ロッドはニューロッドのダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53 をセレクトし、リールはシマノ BB-X HYPER FORCE 1700DXGをセットすることにしました。撒餌はチヌ狙いの撒餌であるヒロキュー スーパーブレンド 制覇 チヌ 2袋にマルキユーのニューさなぎミンチ激荒 1袋 これにオキアミ6kg(2角) アミエビ 800g 前日に混ぜたものを使用しました。
釣り開始は、7時前、迎えが16時なので十分釣りが楽しめます。今日は風もほとんどなく午前中は正面からの日差しで、10月といえども非常に暑いです。
仕掛けは、いつものチヌ遠投釣法の仕掛けとほぼ同じ、道糸はPEラインを使用し、フロロカーボンの1.5号を5ヒロとってSFノットで直結します。全誘導で、マイナス浮力のウキ(今回は、あまり遠投の必要がないので、小粒の極磯 斬獲を使用し、ボーメ度 6.8のものからウエイトを徐々に軽くして対応しました)を使用し、リダーにハリス1.5号を3ヒロとって、サルカンで繋ぎ、サルカンの上に潮受けウキゴムのⅯサイズを付けました。
刺し餌は、自作のイエローオキアミとし、ハリはがまかつのチヌRの2号から始めることにし、ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53 をデビューさせました。
ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53
ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53 の使用感ですが、やはり3番から元ざおにかけてはシャキンとしています。操作性はいいと思うのですが、同じ1号の銀狼 王牙 AGS も胴調子のチヌ竿といえども竿を操作する状況での竿ブレもないので、今の磯竿の設計では、胴調子の磯竿は操作性が良くないというのは解消されているのが現実です。しかし強風にさらされて釣りをした場合や、波による影響で道糸が上下した時に胴まで干渉しにくいなど、特殊な場合において、真価を得られるのではと思います。キャスティング性能に関しては、ここ最近は胴調子のチヌ竿を中心に扱っていたのでリリースポイントが若干変わるので、コントロールが若干ぶれて何とも言えないので、これは自身のせいなので慣れれば問題ないです。
ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53の特徴の一つである軽さに関して、スペック上、この1号で174gなので、超軽量竿であることは確かなのですが、竿の重心が先寄りにあるため持ち重り感は、銀狼 王牙 とあまり変わらないか、銀狼王牙の方が軽く感じます。
いずれにしても操作性は言うことなし、あとは魚をかけてからの問題です。今回、数投目に木っ端グレが掛かり、竿の弾力で先が曲がっただけで瞬時にキャッチ、やはり先調子の磯竿小さい魚は小さく感じます。しかし、次に来たのはそこそこのやつでした、そこそこのやつをかけると先調子の竿は言うまでもなく支点が先にあるので、魚の引きを強く感じます。このポイントは左右にシモリがあり、うまく誘導しなければ根にこすれてラインブレイクします。
本来でしたら、先調子の利点を利用して、誘導すべきなのですが、自分の技術が未熟なので、一瞬の隙を突かれ、左側のシモリに突進されてしまいました。すかさず左に移動して誘導しようと竿を絞ったとたんラインブレイク、ウキが吹っ飛んで来ました。ラインはハリスのチモトで切れていましたが歯のある魚だったのか根に擦れたのか定かではありませんが、ウキが吹っ飛んできたことを思えば、制覇 AIRMASTER AGS 1-53 の反発力がかなりなことが伺えます。このことは、ダイワのカタログでは、明記されていませんが、高強度高弾性カーボン素材のトレカ®MX40Xを使っている恩恵ではと思います。
ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53 のインプレッションに関しては、もう少し使い込んで改めてレポートしようと思います。
今回は、衝動的に購入した制覇 AIRMASTER AGS 1-53 今回の釣行に持参できたので使ったのですが、まだ慣れない竿なのと、今のところチヌ釣りがメインなので、このバラシをきっかけにチヌ釣りに専念しようと ロッドを制覇 AIRMASTER AGS 1-53 から 銀狼 王牙 AGS 1-53・R チェンジすることにしました。 実はこれがどっちつかずの根源となりました。
新規一転、チヌ釣りに専念。
この時の時間は午前9時頃で迎えは午後4時なのでまだまだ時間の余裕があります。この釣り場を選んだのは、チヌ釣りをしようと思ってのこと、竿はチヌ竿の銀狼 王牙 AGS 1-53・R 撒餌は ヒロキュー 制覇 チヌ ウキを大きめのプロマリン Sight TypeⅦ 00(ボーメ度7.0に調整)にして、刺し餌をマルキユーの練り餌の高集魚レッド 仕切り直しの第一投 比重が重い練り餌が着底するかしないかかのの間に強烈な当たり、すかさず銀狼 王牙 AGS 1-53・R でためることに、しっかり胴まで曲げこむがそれても抵抗するので仕方なくシマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS のSUT BREKE でテンションをかけたままラインブレイクを避けるためラインを出したのですが、竿が曲がったままびくともしない状況になってしまいました。仕方がないので、その状態のままシモリから出てくるのを待ったのですが、状況は変わらず。テンションを緩めてみるも生命反応がなくなってしまい、痛恨のバラシ2連続となってしまいました。
まともな魚が釣れず、久々のバラシ、それも2連続。精神的ダメージは絶大です。
まだまだ納竿まで時間があるので、チヌ狙いに絞って、練り餌とコーン、サナギのローテーションで釣りを釣りを続けることに、次にコーンの刺し餌に来たのは、右左に走り回る奴が釣れましたバラシの正体はこれ? 走りまわって上がってきたのは、30cmくらいのアイゴでした。ちょうど10時頃、久四郎屋さんが缶コーヒーを持ってくる時間にも35cm位のアイゴが釣れる始末でした。
グレ降臨 しかし、チヌ狙いで。
正午前、丁度干潮の潮止まり時間に前回、乗っ込みチヌを仕留めた右側のシモリのわきに泡の溜まりがあったので、そこをめがけて、コーンの刺し餌の仕掛けを投入。すぐさまアタリがあり、チヌとは違った重量感のあるシャープな引き、それをいなしながら取り込んでみると沖から回遊してきたようなコバルトブルーのきれいなグレでした。
湾内の磯ですからこのサイズはまずまずなのですが、いかんせんチヌ仕掛け、それもコーンで釣ったので、何とも複雑です。これを制覇 AIRMASTER AGS 1-53で釣ったのなら何とか許せるのですが・・・・。
磯釣りの楽しみの一つ? お弁当タイム
12時になったので、久四郎屋さんがお弁当を届けてくれました。
それがこれです。
おかず満載のお弁当です。お弁当屋さんが火曜日が定休日なので火曜日は用意できないとのことでした。
ゆっくりと昼食を済ませ、釣りを開始しましたが、足裏サイズのグレを追加したのみで今回は、チヌの顔を拝むことができませんでした。
中途半端の釣行、秋磯の難しさを実感。
自分自身チヌ狙いと頭から決めつけた釣行で、たまたま手に入ったニューロッド制覇 AIRMASTER AGS 1-53 使ったのですが、秋磯は多彩な魚が釣れる時期です。逆に言えば、今回は狙いを限定せず磯魚と戯れることを目的として、磯フカセ釣りの原点に立って、制覇 AIRMASTER AGS 1-53 メインにして釣りを楽しんだらよかったのではと思います。チヌとかグレとかターゲットを限定してしまうと難しく感じてしまうのではと思った次第です。
今年いっぱいは、秋磯の時期になりますので、多彩な魚が釣れる時期を制覇 AIRMASTER AGS 1-53 を存分に使って、磯釣り釣行をしようと思います。