釣行記

三重県 五ヶ所湾釣行 温暖化影響 ?

実績のある三重県 五ヶ所湾にてチヌ釣り

こんにちは、ぎんきです。

今年に関して、残暑が非常に厳しく、9月のフィールドはほぼ真夏、9月の後半から10月にかけては度重なる台風の襲来と大雨、秋本番の釣りシーズンを迎えて、みなさんも思うような釣行計画を立てれない状況かと思います。ぎんきとしては、念願のBB-X TECHNIUM 2500DXGS  を手に入れたこともあり、使いたくて仕方なく今回、台風20号が去った後、次の台風21号が襲来する合間を縫って実績のある三重県 五ヶ所湾へのチヌ釣り釣行に行ってまいりました。

場所 三重県 五ヶ所湾

令和元年10月23日(水)

当日データ

長潮

干潮    7:32   62cm

満潮   14:51  152cm

干潮   20:51   99cm

現地到着は午前5時頃、釣り場は漁港の埋め立て地の一角に取ることにして、ここは車が横付け出来るので、非常に楽ちんな場所なのです。1台車が駐車してあり、釣り人は波止の先端で電気ウキで釣りをされているようでした。海の様子はベイトフィッシュがたくさんいるようでそれを狙って青物かスズキがいるようでボイルが頻繁に起きています。日が昇って確認したところ、イワシの群れの様でした。暗いうちに撒き餌バッカンに撒き餌を入れて釣り座にセットしておくことに。

今回の私のタックル

ロッド 宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 0.4 5.3m

リール シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS 

道糸 シマノLIMITED PRO PEG5⁺ 0.8号 レッド

リーダー シーガー フロロマイスター 1.5号

ハリス シーガー 150  1.2号

ウキ 極磯 FIRE 00 0(ウェイト調整済み)・黒魂ACE 000  

ハリ 鬼掛 底攻めチヌ 2号

玉の柄 シマノ鱗海 TAMANOE 500

撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800

針外し タカ産業 ホールド針外し

いつも通りの仕掛けで、リールはシマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS です。

実釣開始

仕掛けを作るのは日が昇って、明るくなってから作ることにして、まずはマキ餌をポイントに十分打っておくことに、本日の撒き餌は、まとめ買したヒロキューのスーパーブレンド制覇チヌが底をついたので、ベースをマルキユーの爆寄せチヌとしブレンドはマルキユーの湾チヌスペシャルを使用しました。詳細は下記を参考にしてください。

午前6時頃、日が昇り、仕掛けを作り始めます。仕掛けはいつも通り、リダーにウキを通し潮受けウキゴムMを使用、極小サルカンにハリス3ヒロ取り、針は鬼掛 底攻めチヌ 2号 その上に、約50cmのところにG5のガン玉を打ちます。ウキの浮力は、海水でゆっくり沈むようウエイトバランサー調整したものです。

まずは自作のイエローオキアミを付け様子を見ます。
数投目に掛かったのは、5cm位のイサキの幼魚でした。
この時、先行の釣り人が来られ、あいさつ代わりの釣れますか会話をする。自分は始めたばかりなので・・・、先行の釣り人はアジを釣っているとのこと、

刺し餌を練り餌にチェンジしてきたのが、常連の木っ端グレの登場です。

常連の木っ端グレ

以前来たときはコーンも効果があったので、コーン中心の刺し餌ローテーションで攻めることにする。

早朝からの天候はここ最近の荒れ模様から打って変わっての台風一過の晴天で、次の台風が近づいているのにもかかわらず、ほぼ無風状態で、遠投釣法にはベストの天候といえますが、沈黙が続きます。

やっときましたが

9時30分頃、コーンの刺し餌に竿先をもっていくアタリ、引きはいまいちなのですが、ごつごつした感じ、やっときたと思いつつ、海中の魚体を確認すると、鯛系の魚体、しかし色が・・・。
無事、鱗海 TAMANOE 500で、タモ入れしたのはこれでした。

頭が大きくひれの小さい養殖鯛?

このサイズにしては色もいまいち良くないし、ひれも未発達のため養殖いかだから逃げ出した真鯛という感じの32・3cmの奴でした。コーンで真鯛と思いつつ、おみあげを確保。
地合い到来ということで、コーンオンリーに切り替え10時前に重量感のあるアタリと引き今度こそ本命到来、寄せてくると手前で強烈な引き、そこは同調子のゼロサム 鱗 X4 糸を出すことなく竿の弾力でかわし魚を浮かせると、本命じゃない。鱗海 TAMANOE 500 確保したのはこいつです。

ヒブダイの雄

ひれの端がコバルトブルー 顔はオウム ブダイ 少し違う、青いからアオブダイ? ヒブダイか。30cm位ありましたがキープする気にならず、即リリース、

その後、台風が近づいている影響か、風が強くなり道糸がうまくメンディングできない状況に、ここは10mほど先まで捨て石が入っておりその先は急深になっていて仕掛けが手前に寄ってくると捨て石の角で根掛してしまいます。ベストなところで仕掛けをキープできなければダメなんですが、ここ最近ウキのロストがなかったのに立て続けに根掛してウキをロストしてしまいました。それも高価な黒魂ACE 000とベストチューニングのFIRE 00 このダメージは大きいです。
気を取りなおして仕掛けを何度か作り直して釣りを続けていた10時45分頃にやっと次のアタリ、先程と同じような引き釣れたのはやはりこれでした。

ヒブダイの雌

さっきのとは色が違いますが、自分のヒブダイのイメージはこれでしたので、ヒブダイです。

というわけで、ヒブダイに関して調べてみますと。

紀伊半島以南のサンゴ礁域に分布。オスは青緑色の鱗の周辺がピンク、メスや幼魚は黄色い体に水色の横帯がある。ブダイの中で最も美味と言われ、「アーガイ」という固有の方言名をもつ。小型藻類を主食とする。

by美ら海水族館

ここは三重県の伊勢です。サンゴ礁域?でもないと思います。四国の南部や九州、特に沖縄ではメジャーな魚で、本州最南端の串本などで磯釣りをした経験のある私でも今回、初めて釣りました。明らかに温暖化の影響で分布を広げているのではと思います。

最初に釣ったのが雄で次に釣れたのが雌であることもあとで判明しました。ちなみに雄のほうがよく引くそうです。

それとショックなのは、ブダイの中で最も美味・・・この2匹を含めて、今回4・5匹釣ったのですがすべてリリースしてしまいました。

お昼前になって、天気がいいのか、釣り人が増えてきました。ぽっぽつとヒブダイを釣りましたが、チヌの反応が全くなしです。ヒブダイをタモ入れしていると、一人の釣り人のが来られ、いいの釣れた?と聞かれたので、こればっかりですとヒブダイを見せると、ホンダワラで釣る奴やろ、といいましたが、ブダイじゃないです。

お昼にはここでの恒例ダイビング講習が始まり、水面は朝からのイワシの群れがずっと居続けているようで、それを追って青物が捕食しているためボイルが頻繁に起きて非常に騒がしいです。水中ではたぶんヒブダイが乱舞してチヌを寄せ付けない状況になっているのでは・・・?
私にとってのゴールデンタイムの正午でしたが、チヌの姿を見ることができませんでした。
撒き餌もそこそこ残っていたのでめげずに撒き餌をしましたが、お昼を過ぎて釣れたのやはりヒブダイ
14時をもって納竿としました。

今回の釣行に関して

釣果(温暖化の影響?)

残念ながら、チヌの顔を見ることができませんでした。ヒブダイと格闘している時、通りがかりの釣り人に坊主と違うからええやんと言われたのでいいんですかねぇ・・・
でも、おみあげの塩焼きサイズの真鯛が釣れたので良しとしましょう。塩焼きにせず刺身にして食べましたが脂がのって美味しかったです。
しかし、南方系のヒブダイ(アーガイ)がこんなに釣れるとは、確実に温暖化の影響です。
このまま温暖化が進んで本土が亜熱帯化すれば、紀伊半島でも沖縄でメジャーなアーガイやカーエーなんかが新たな対象魚になったりして?

BB‐X TECHNIUM 2500DXGS に関して

最初に釣れた真鯛といいその後、釣ったヒブダイの雄と言い、30cmクラスといえども0.4号のチヌ竿でやり取りをしているのですからそこそこ手ごたえがあってもいいと思うのですが、案外すんなりと取れました。今までと違うタックルはリールのみ、これってリールのせいなんでしょうか? ギア比も今まで使っていたBB-X HYPER FORCE 2500DXG と同じなのに、気のせいかもしれませんが、ハイエンドモデルのリールにはやり取りを優位にする何かが備わっている印象を持ちました。
SUTブレーキに関してヒブダイとの格闘の際、レバーを操作して道糸を出す必要もなかったのですが、最後の突っ込みのときに糸を出してみたところSUTブレーキなので当たり前なんですが、ハンドルは動きませんでしたし、変なブレも全くありませんでした。
今回はここまでの検証ですが、もっと使い込んでまとめていきたいと思います。