こんにちは、ぎんきです。
前回のタックルインプレッション Part2でダイワの制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMT が修理から帰ってきたのですが、トップガイド抜けの心配があるため予備竿として宇崎日新のゼロサム X4 継承 1.5‐515を購入したところまでお伝えしましたが、今回、そのゼロサム X4 継承 1.5‐515を使用した実釣レポートお伝えしようと思います。
釣行したのは2月の20日過ぎのことで、大分、日にちが経ってしまっているのですが、ブログ運営上のトラブルやその他なんやかんやで遅くなってしまいました。
釣行場所は制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMTのトップガイド抜けのトラブルがあったのと同じ場所でポイントも同じ、三重県熊野のまるせいまる渡船さんのマブリカ 東です。
その時の様子はこちらでご確認ください。
ゼロサム 継承 フィールドレポート
と言う訳で、2月の末頃の釣行なので、寒グレの最盛期であります。本来でしたらこの時期は沖磯より、地方の磯で大型の口太グレを狙うべきシーズンなのですが、尾長グレの回遊もあるのではということで、マブリカの東に揚げてもらいました。たまたま休みが集中していたので、珍しく2日間の釣行です。
ゼロサム X4 継承 デビュー 1日目
釣行時のデーター
若潮
干潮 8:10 108cm
満潮 12:52 127cm
こんな感じで潮はあまり良くないようです。
タックルは2日間通して以下のような布陣で行きました。
ロッド 宇崎日新 ゼロサム X4 継承 1.5-515
リール シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS
道糸 シマノ セフィアG5 PE 0.8号
リーダー シーガー 150 2号
ハリス シーガー グランドマックス FX 2号
ウキ 極磯 FIRE 00 (ボーメ度4.0に調整)
ハリ 鬼掛 速掛グレ 浅層攻略 6号
玉の柄 ダイワ DXR 玉の柄 60
撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800
撒き餌は、私にグレ釣りの定番になってしまいましたが、オキアミ6キロに対してマルキユーの爆寄せグレと遠投ふかせTRなのですが、ここで少し、爆寄せグレに関して、爆寄せグレの粉の中にパチンコ玉くらいの丸い塊が混入しており、混ぜるとこの球が残ってしまいます。一つ一つ崩してみると黒い中身が出てきます。多分ノリだと思うのですが、乾燥が不十分で混ざりきれていないためこうなったと思うのですが。非常に目障りだと思いました。今回のロットだけだったかもしれませんが、改善よろしくお願いします。
文句はこれくらいにして、撒き餌に戻りますが、オキアミ6キロに対して爆寄せグレと遠投ふかせTR各1袋に対して水分(自作のイエローオキアミを作った時の残り汁など)500ccを加えます。標準の水分量よりかなり少ない目ですが、事前に混ぜて作るのでこれくらいの方が遠投が利くし杓離れもいいように思います。
そして刺し餌は自作イエローオキアミ1択です。
予期せぬ突風で撃沈
マブリカの東に渡礁、事前に作っていた撒き餌をバッカンに移して先打ちで撒餌をしていよいよゼロサム X4 継承 に仕掛けをセットします。ハリスは2号をいつも通り3ヒロ取りハリは鬼掛 速掛グレ 浅層攻略 6号を結んでハリ上50cmのところにG5のガン玉を打ちます。第1投、ハリスを3ヒロ取りウキは若干重めのものを使用しているのですが、胴調子の竿のありがちな(チヌ竿と違うのでそんなことはないかも)穂先の垂れも全く無く思ったところにキャストできます。
朝一は、思ったほど風は無く良かったのですが、
潮の動きがあまり無いので、じっく落とし込んでいく釣りです。とその時、ロケットアタリの発生でしたが、瞬息でハリス切れです。チモトからやられてしまいました。同じようなアタリがもう1回、この時期でもモンスターが居ることが判明しました。ここは何とか姿を確認しなければと思っていた矢先、突然、背後から突風が、なんと後ろの奥に置いてあったロッドケースが飛ばされて6m下の海面に落ちてしまいました。
最悪の事態です。ケースの中には予備で持ってきた制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMTも入っています。やっと6mのタモが届く高場に釣り座を構えていましたので釣り座からタモで引き上げることは困難です。波で道具を流されたことは何度かありますが、風で飛ばされたのは今回が初めてです。幸い波で流されたら沖に流れていきますが、風で下に落ちたのでまだ際に漂っています。何とか引き上げようと断崖の割れ目を伝ってタモで引っかけて何とか回収成功。しかし、戦意喪失、ヘロヘロ状態になってしまいました。
その後も釣りを開始するも、アタリが全くなくなり、吹いたり止んだりしていた風も吹きっぱなしななる始末、明日もあるので昼前には道具をかたずけて磯の上でぼーっと迎えの船を待つことにしました。
ゼロサム X4 継承 デビュー 初日に坊主竿
ゼロサム X4 継承 1.5‐515 に坊主竿の汚名が付いてしまいましたこれはひょっとしたら制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMTが嫉妬しているのでは、その証拠に制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMTが入っているロッドケースごと海へダイブして自分の存在をアピールしたのでは、まさかの出来事です。
しかし、今回の突風で、分ったことは、胴まで曲がる竿は風の影響で曲がってしまい操作性がすこぶる悪くなり、持ち重り感が出てしまい釣り人の負担が大きくなる傾向にあるとのことですが、今回、この強風の中釣りをしていても操作性に問題もなく負担もあまり感じませんでした。まだ魚をかけてやり取りをしていないのでその実力は定かではありません。
2日目 ゼロサム X4 継承 巻き返し?
2日目も同じポイントのマブリカ 東に渡してもらうことに、2回のバラシでモンスターらしき魚がいることは確かです。仕掛けは前日と同じ仕掛けです。本来でしたら2回の痛恨のハリス切れがあったので、ハリスを太くするかハリを変えるなどの変更が必要なのですが、今回、持参したハリスは2号が最も太く、ハリは、鬼掛の速掛グレ 浅層攻略 6号が最も信頼できるハリであると確信していたので、変更はしませんでした。今日は昨日、悩まされた風も幾分収まり、思うとこに仕掛けを投入することが出来、撒き餌もピンスポットに入れることが出来ます。
本日の撒き餌は、昨日あまり釣りが出来なかったので、残りの撒き餌も十分だったのですが、そこにオキアミ3kgとみんな大好きマルキユーの定番のグレパワーV9徳用を1袋追加して混ぜ合わせたものを使用しました。
しかし、開始早々から立て続けにバラシの連続。ハリス切れでチモトからやられてしまっています。ハリス2号では手も足も出ないのか、昨年の6月にここで獲れた40cmの尾長グレは鬼掛の速掛グレ 浅層攻略 6号のハリでしっかり口元にハリ掛かりしていたのにどうも飲まれてしまっているようです。
やっと継承の入魂出来ましたが、意外な外道でした。
尾長グレ?と思わしきバラシの連続の後、沖の方に流れていた潮が弛みかけてきたその時、奴は来ました。竿ごとひったくっていき、その後の強烈な引き、走りはしませんがその引きは重厚そのもの、尾長グレではないみたいです。ひょっとしたら大型口太グレかと思いきや、魚体が見えて確認すると、かなり白い、イスズミ? それにしても体高がある。タモ入れして引き上げるのに重くて一苦労しましたが、その正体はこれでした。
現場にスマホを持参していなかったので帰ってからの撮影でまな板に乗っていますがヘダイでした。顔がでかく体高があったので、もっと大きいかと思いましたが実寸42cm程でしたが、重量感が半端ないです。継承のような胴調子のパワーのあるロッドにはちょうどいいターゲットかも?
この魚で、ゼロサム X4 継承 1.5‐515 に入魂で来たので、一安心です。
その後、当て潮が酷くなりましたが、美味しいおみあげのマルハゲを2枚釣り一休みし釣り再開としました。
本命登場、サイズに不満。
釣り再開、風もほとんどなくなり、釣りやすくなったので、ラストスパートとばかりに昨日、あまり撒き餌を使わなかったうえに、オキアミ3kgとマルキユー グレパワーV9徳用を1袋追加していますので、実績ポイントに撒き餌を大量投入しアタリを待つことに。
撒き餌が効いたのか遂に本命と思われるシャープなアタリ、しかし、先ほどのヘダイに比べて重量感が今一です。重量感はないものの緩急付ける引きは尾長グレでは? やはり、グレです。しかも尾長グレ。浮かしたと思っても3回くらい突っ込まれてやっとタモ入れ成功ですが、より潮が引いていたせいかやっとのタモ入れと引きあげるのにこれまた一苦労しましたが本命を確保です。しかし、35cmは優に超えてはいますが、40cmには届かず、若干不満が残ります。
この魚もハリを飲まれていたようでタモから生かしバッカンに入れる際にハリスが切れました。(危なかったです。)
これで、ゼロサム X4 継承 1.5‐515 で、本命ゲットできたので面目が保たれました。胴調子の竿の胴が曲がって衝撃を吸収することによりラインをいたわってくれたおかげかと思います。
この後、良型のマルハゲを1枚追加して納竿としました。
ゼロサム X4 継承 1.5‐515 実釣 まとめ
今回、新たに購入した、ゼロサム X4 継承 1.5‐515 の実釣のインプレですが、ラインメンディングを頻繁にする私の釣り方でも強風の中でもしっかり道糸の操作が出来ます。持ち重り感もほとんど感じられず、5m15cmというサイズが功を奏しているのか、ワンランク下の号数の操作性です。重量のある魚が掛かっても、チヌ竿のようにすぐに胴に入ることがなく段階的に支点が移動して胴でためる感じです。今回釣った尾長グレの引きに関して言えば、40cmはありませんでしたが、まあまあのサイズにもかかわらず、物足りなさを感じた次第です。しかし、制覇と比べれば魚の引きを吸収しているためか、手元に感じる魚の動きがあまり感じないように思われます。もう少し釣行を重ねて違いを明確にレポートできればと思います。
- 操作性 良好
- パワー 強力
- 感度 やや不満(魚を掛ければリールを巻きさえすればオートマチックに上がってくる)
今後の課題として
やはり、バラシが勿体ないです。 たぶん40cmクラスの尾長グレが正体だと思いますが、制覇エアマスター AGS 1.5-52 SMTでこのクラスを同様の仕掛けで口元にハリ掛かりさせて取っているのでこの辺りを検証しようと思います。また今回、ハリスやハリを変えずに釣り続けましたが、ハリスを2.5号、ハリを尾長グレ専用のハリをセレクトしてリベンジしようと思います。