こんにちは、ぎんきです。
真冬のこの時期、アウトドアの釣りはその寒さで釣行回数が減少するのは私だけではないと思います。せっかく予定を立てて、この日に釣行しようと思っていても前日に寒波がやってきて激寒&強烈な北西風てなことに、そんな時は釣行を延期して、道具のメンテナンスに当ててみてはどうでしょうか?
そういうわけで、今回はメンテナンス用のケミカルスプレーによるロッドとラインメンテナンスに関してお話ししたいと思います。
ケミカル製品によるメンテナンス
ロッドのケミカル製品によるメンテナンスに関して
- 表面がツルツルになり滑り効果と撥水効果を発揮し、ロッドの表面やガイドとラインの摩擦を軽減しラインの出かたがスムーズになり、ベタツキ・絡みつきを抑えトラブルを防止する。
- 表面被膜により汚れの付着を防ぎ、キズ・サビも防止する。
- ロッドの継ぎ目等の固着を防止する。
以上がケミカル製品を使用したメンテナンスの必要性ですが、ロッドの表面コーティングに関して、シマノのバリアフィニッシュやダイワの高耐久撥水コートなど一部ロッドに強力なコーティングを施されたものもあり、コーティング技術の向上で、真水で塩抜きや汚れ落としをしっかりして乾燥させることで事足りるかもしれませんが、釣り人にとっての竿とリールは最も大事なアイテムなので、私としてはメンテナンスをすることをお勧めします。
ラインのケミカル製品によるメンテナンスに関して
ラインメンテナンスに関しては、特にPEラインでは、ケミカル製品によるメンテナンスはが必要不可欠です。ご存知のように私はPEラインを使用したふかせ釣りを実践しています。ふかせ釣りではルアーフィッシングやエギングのようにキャスト&リールインの繰り返し頻度が低いので糸撚れでラインが縺れてダマになることは少ないのですが、注意すべきはガイドへの絡みがあげられます。ガイドへのケミカル製品のコーティングとライン自体のコーティングで極力ガイド絡みを防ぐようコーティングは欠かせないと思います。それとナイロンやフロロラインとは違いPEラインは表面が撚糸のため凹凸があります。当然凹凸があるということは表面が擦れることによって摩耗する頻度が高くライン自体の劣化につながるので、コーティングをすることによってライン自体の寿命を延ばすことができます。
以上のことから
- ガイドへの絡み防止
- ラインの寿命を延ばす
お勧めメンテナンス用ケミカルスプレーに関して
釣り具のメンテナンス用のケミカル製品といえば何を言ってもボナンザがあげらます。ボナンザの場合、ロッド、ラインに限らず釣りのジャンル別のケミカル製品も多数のバリエーションがあり釣りに関するケミカル製品の専門メーカーです。今回は、ロッドとラインに関することに重点を置きたいと思いますので、その他製品は、機会があればご紹介しようと思います。
ロッドメンテナンスお勧め
まずボナンザ製品でロッドのメンテナンスの製品といえばその名もロッドメンテ、まんまなのですが、最強のロッドメンテナンス用のケミカルスプレーとって過言ではないでしょうか。50mlと100mlの2サイズがありメーカー小売価格は50mlが1,500円(税別)・100mlが2,000円(税別)となります。フッ素樹脂コーティングなのでコーティング後の被膜の耐久性もあり十分効果が得られると思いますが、やはり価格がかなりします。塗布する量が少量でも十分効果があるのですが、スプレーコーティングのデメリットと言おうか塗布してもどれだけコーティングされているか目で見てわからないので、ついつい吹き付けすぎているので案外減りが早いです。ですから購入されるのでしたら100mlをお勧めします。
ということで、ぎんきも愛用のロッドメンテナンススプレーではありましたが、やはり釣行が多いとこの毎回のメンテナンスでこちらを使用すると無くなった時の出費が大きいので、リーズナブルなものがないかとリサーチすることに、今はどうかわかりませんが、中古釣具店で竿を物色していたところロッドがやけに艶々していました触るとぬめぬめ明らかにCRC(たぶんKURE556) シリコンスプレーでもメンテナンス用として使用することは可能なのですが、注意しなければいけないのは、KURE556のような溶剤タイプは金属用で、金属以外の物に掛けるとしみ込んで素材を破壊してしまいます。(ひびが入る)ロッドのような樹脂に使用するには無溶剤タイプでべたつかない速乾性のものがベストです。現在は高分子のテクノロジーが格段に進化してシリコンスプレーでも優れたものがたくさんあります。しかし種類が多すぎて何が何だかわからない状態でしたが、何やかんやで行きついたのがこちらです
エーゼット滑るグリーンと言いまして、420mlと70mlがあります。なんとメーカー小売価格が420mlが510円(税別)70mlが240円(税別)です。フッ素コーティング剤ではないのでボナンザのロッドメンテと比べられませんが、いくら塗りたくってもこの量なかなか減りません。
メーカーの説明では
高品質の特殊シリコーンオイルを主成分としていますので、少量のスプレーで高い潤滑効果が得られます。速乾性があり、べたつきが少なく、素材にやさしいスプレーです。離型・防錆・艶出等の相乗効果があります。
とのこと、実際ロッドに塗布してみると艶々になります。この艶はロッドメンテをはるかに上回ります。速乾性があるのでサラサラ艶々になります。問題はフッ素コーティングではないので、耐久性に問題が出るかもしれませんが、常に炎天下にさらされる自動車のコーティングではないので釣行後のメンテナンスに於いて十分と思います。
ラインメンテナンスお勧め
ラインのメンテナンスのケミカルスプレーに関しては、PEライン専用ということで定番中の定番はやはりVARIVASのPEにシュッ!があげられます。バリエーションはお試しサイズの携帯用の18mlと50ml(ノンガスタイプ)・100ml・業務用320mlがあり、新たに撥水効果がプラスされた50mlのプロ仕様があります。メーカ小売価格はお試しサイズはオープン価格ということですが、それぞれ50mlが1,400円・100mlが1,800円・320mlが3,500円・プロ仕様が2,000円の価格構成となっています。PEにシュッ!もボナンザのロッドメンテ同様フッ素系のコーティングスプレーです。
ボナンザも同様のPE専用のコーティンスプレーとして、PEコートと言う製品をラインナップされています。こちらは30mlと80mlの展開で価格はそれぞれ1,000円と1,800円 です。こちらもフッ素コーティングのため同様の値段帯なのかと思います。
いずれのコーティングスプレーも超速乾性のため釣行当日に現場でのコーティングが可能なようで強いて乾燥時間の指定が無いようなのですが、シマノから同様のフッ素系のPEコーティングスプレーとしてPEラインアクティブスプレーがリリースされています。価格は若干リーズナブルで60ml入りでメーカー希望小売価格が1,150円です。しかしこちらの製品に関しては事前のコーティングを推奨されているので、乾燥のため、ある程度の時間を置く必要があるようです。特にPEラインのコーティングに関しては繊維に浸透させる必要があるので、乾燥が不十分な状態では、逆にベタツキが生じるデメリットが発生することがあるようです。
ぎんきとしては、VARIVASのPEにシュッ!・ボナンザのPEコート両方の使用経験があるので、ロッドのメンテナンスで使用した、シリコンスプレーのエーゼット滑るグリーンをPEラインに使ってみて、検証しようと思っています。エーゼット 滑るグリーンに関しては速乾性はありますが超速乾性ではないので、釣行時のトラブルの無いように(ベタツキが発生しないように)十分乾燥させてから使用することにします。エーゼットの製品にはより速乾性の高いエーゼット HSシリコンスプレー 420ml<クロ> メーカー小売販売価格600円があるとのことで、機会があれば比較検証しようと思います。
ロッド&ラインメンテナンスをする際の重要なこと
メンテナンスを行う上で最も重要なことは、釣行後出来るだけ早い時間に道具を真水で洗うことだと思います。そこで注意しなければいけないのはロッドに関しては、水洗い後尻栓を開放して十分乾燥させること、ラインに関しては、出来ればボビンに使用したと思われる量を巻きなおし、ぬるま湯で十分塩抜きするようにすることです。