釣り仲間U氏と三重県 尾鷲 湾奥桟橋にてチヌ釣り
こんにちは、ぎんきです。
8月は気温が高いこともあり、暑さに弱い私としては熱中症の危険もあるので、釣行を控えておりましたが、9月に入って幾分過ごしやすくなったので、釣り仲間U氏と日程調整をして、今回の釣行となりました。
U氏が、レバーブレーキリールを購入したとのこと、機種は、シマノ BBーX ハイパーフォース(コンパクトモデル)1700DHG ぎんきもお勧めする レバーブレーキリールの最軽量モデルです。ラインをまだ巻いていないとのことだったので、たまたま先日、予備で購入したPEライン シマノ セフィア G5があったので、現地に着く途中で巻くことにしました。何やかんやの打ち合わせの後、場所は、先日、単独釣行で短時間にチヌ、キビレ、へダイの赤くない鯛三種制覇した三重県尾鷲の湾奥の桟橋とし、日にちは9月3日(火)になりました。
場所 三重県 尾鷲 湾奥桟橋
令和元年9月3日(火)
当日データ
中潮
満潮 8:09 182cm
干潮 14:17 56cm
途中の道の駅でU氏のリールにラインをまいて、日の出が5時半くらいなので現地に5時頃到着。
今回の私のタックル
ロッド シマノ極翔 08-530
リール シマノBBーX HYPER FORCE 1700DXG
道糸 シマノ セフィアG5 PE 0.6号
リーダー シーガー フロロマイスター 1.5号
ハリス シーガー 150 1.2号
ウキ 極磯 FIRE 00 (ウエイトバランサー0.095gX4)
ハリ 鬼掛 底攻めチヌ 2号 3号
玉の柄 シマノ鱗海 TAMANOE 500
撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800
タックルは前回、宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 0.4 を使って手前で浮かしきれずに桟橋の下に潜られてラインブレークした苦い経験があるので、パワーのある 極翔 08をチョイスしました。 他は全く同じで、撒き餌に関しても、撒き餌レシピ ヒロキュー編 で紹介させていただいている前回と同様の物を使用しました。
実釣開始
釣り座は桟橋の右と左に分かれて、U氏は左で私は右側に分かれて実釣開始、仕掛けを作る前にいつも通り撒き餌を20杯ほど正面30mほど沖に先打ちし、仕掛けを用意します。
仕掛けはいつも通りのシンキングPEライン0.6号にフロロカーボン1.5号のリーダーを5ヒロとって単体でゆっくり沈むウキをリーダーに通してMサイズの潮受けウキゴムを通し、極小サルカンでハリス3ヒロを繋ぎ、ハリは重量系のチヌ針2号としハリから50cmのところにG5のガン玉をひとつ打ったものです。
まず、1投目、刺し餌はオキアミを付け様子を見ることに、やはりエサ取りが半端じゃないので瞬殺されます。3投目から前回、好調だったコーンに変更。今回はコーンの銘柄を変更して、デルモンテの紙パックに入ったものにマルキユーの激荒を混ぜたを使いました。今までは業務スーパーコーンが好調だったのですが、YouTube 配信で、デルモンテのコーンが釣れるということだったので、100円前後の投資なので今回試してみることにしました。もちろんダメだったことも考えて業務スーパーコーンも持参しています。ということで、コーンに変えて3投目、極翔 08のエキサイトトップにアタリがあり、30cmあるかないかの小型のキビレが釣れました。前回も最初はキビレが来たのですが、前回の35cmクラスに比べて型が小さすぎます。早々釣れたのはいいのですが、秋チヌパターンの小型が群れて、この型ばかりになるのではと、若干、不安になりました。前回、浮かしきれず悪戦苦闘したので、パワーロッドの極翔 08で挑んでいるので、この型ばかりではオーバーパワーすぎます。そんな不安(贅沢かも)感じつつ何投かした6:30頃再び、エキサイトトップにもたれるような前あたりがあり、ゆっくり穂先を持つていったのでここぞと合わせるとさっきとは違う重厚な引き、遠投しているので、引きを楽しみながら、極翔 08のパワーで手前で浮かせ、無事、鱗海 TAMANOE 500で確保したのはこの子でした。
良型チヌもいることで一安心です。
少しして、1匹目と同型のキビレが来て、釣り友のU氏にも同じようなキビレを釣り上げ、一応2人ともノーフィッシュは逃れました。
しかし、本日は早朝から無風状態で晴天のため真夏のような暑さです。
今度は、7:00前ごろ前回と同様、若干張り気味の穂先に押さえるような前あたりがありその後、引き込む感じで穂先をもっていく、ここぞと合わせると今までと違う重厚な引き、良型チヌ独特の引きを楽しみながら、怒らせず寄せてみるとさっきとは2回りほどでかいではありませんか、今回は単独釣行ではないので、最後のダッシュで桟橋の下に潜られては前回の二の舞になってしまいますので、U氏にお願いしてタモ入れしてもらうことに、しかしまだ魚が浮き切っていないのにすでにタモを伸ばして、掬いにかかられています。これでは魚がびっくりして、猛ダッシュをくらってしまいます。魚を再度、沖に誘導してU氏にいったんタモの柄を縮めてもらい、魚が浮いて水面を割った時にタモの柄を伸ばして頭から救ってもらうようお願いする。
再度、魚を寄せてU氏に無事、掬ってもらいキャッチすることができました。
実寸48cm。年なしではありませんでしたが、良型チヌです。ハリ外しと撮影の準備をしている間にU氏もチヌを釣られ30cm弱でしたが真チヌを確保されました。
U氏からのリクエストがあり、タモ入れに関するレクチャー行った後、実釣再開としました。
U氏が8:30頃、同型のキビレを釣った後、前回来た時は小潮まわりだったので、潮の動きをほとんど感じなかったのですが、ここにきてゆっくり右に流れていくようになり、沈黙が続いてしまいました。気分を変えて最初の2投以外、コーン一辺倒の刺し餌を練り餌にかえたところ、練り餌が着底するかしないかのときにラインを引っ張っていったアタリがあり、釣れたのはいつもの練り餌大好きオオモンハタの幼魚でした。しかし、練り餌もエサ取りにつつかれるのか、あまり長持ちはしないので、またコーンに戻しました。
ここの港は養殖いかだ漁師さんが主で小舟で筏の様子を見に行かれてるようで、釣りをしていると前を通って行った漁師さんがここはチヌが釣れるよと言って行かれたので、釣れたことを言ったのですが、無反応で去っていきました。
潮が若干緩んだ10時前、U氏に何か釣れる気がすると言ったとたん竿先に前回同様の押さえのアタリ、本アタリと同時に合わせる。この時は風が後方から吹いてきていたので撒き餌も仕掛けも50m近く遠投できていたので、かなり沖からのやり取りです。引きとしてはそこそこの引きですが、やはり極翔、0.8号といえどもチヌに関してはオーバーパワーかも? 竿を立てた時点でかなり沖なのに魚が浮いてるいようです。じっくり引きを楽しんで確保したのは40cmの良型チヌでした。
この後、小型キビレを追加し、10:30頃、本日初のロケットアタリ、これもかなり遠投していたので、引きを楽しむ、引き自体は40cmクラスの物よりあったのでこれより大きいのではと思いましたが、35cmクラスのキビレでした。やはりキビレは真チヌより引きが強いというかスピードがあるようです。
この後、潮が逆方向にゆっくり流れ始め再びの沈黙となりました
この時、U氏が魚を掛けたようで何か銀色の魚で最初は良型アジと思ったのですが、なんか口が下に飛び出しています。ムギメシ(和歌山県での呼び名)ダイミョウサギの様でした。食べてもおいしいとのことですが、アジではないのでリリースしてもらいました。
砂地にいる魚なのでここのポイントの状態は、ハタやガシラも釣れるし、キスなども釣れたので岩礁と砂地が入り混じった地形の様で根掛がほとんどないので岩場もそんなに起伏がないフラットな地形と思われます。潮通しも湾奥にしてはよどんでいないようなので、回遊性のチヌが撒き餌に寄るのではと思います。
風は早朝より出てきたのですが、お昼近くになれば暑くてしょうがありません。撒き餌も底をついてきたので、昼過ぎに納竿することにし、私のゴールデンタイムの正午まで頑張ることにしました。
お決まりのゴールデンタイムにヒット。
なんとやはりゴールデンタイムの正午ちょうど今までと全く同く、極翔 08のエキサイトトップに押さえるような前あたりがありその後の本アタリで、ヒット、今回も十分引きを楽しませてくれたのは今回のレギュラーサイズの40cmのチヌでした。
約束とおりに来てくれたチヌを最後に撒き餌がなくなる13時に納竿としました。
釣果としてはチヌ48cm1枚 40cm3枚 キビレ35cm1枚 30cm弱キビレ3枚 U氏はチヌ30cm 1枚 キビレ30cm2枚 トータル11枚の釣果となりました。
今回の釣行に関して
今回の釣行で特記しなければいけないのは、以下の3点です。
- 極翔08のパワーに関して
- 潮止まりにアタリが集中する
- 遠投するほど良型の確率が高くなる
① 極翔08のパワーに関して
始めにお伝えしたように前回の同じ場所で浮かしきれず桟橋の下に潜られてバラシたことから今回、パワーのある極翔 08を使用しました。贅沢な感想かもしれませんが、竿がオーバーパワーなのは事実です。前回使用のゼロサム鱗04ではレバーブレーキを駆使しなければ竿がのされてどうしょうもなかったのですが、今回は48cmのチヌといえどもロッド操作で怒らせず寄せてくれば、竿を立てるだけで手前ですんなり浮いてきます。40cmクラスになれば合わせてから竿を立てれば40m沖でも魚が浮いてきます。60チヌ狙いや真鯛が掛かるところではベストチョイスの竿といえます。それとのこの極翔 08のみに搭載されていつエキサイトトップに関して、細身のソリッド穂先とは違い、1mmの先径は磯竿としては太めの穂先ですが、小刻みなアタリは捉えづらいのですが魚がエサを吸い込むときのゆっくりとした動きに関しては鮮明に捉えることができます。また、私が実践しているチヌ遠投釣法では仕掛けを張り気味にします。感度のいい穂先では張った時の反発が大きすぎて仕掛けを引っ張りすぎる場合がありますがこのエキサイトトップでは穂先自体の反発が2段階になっているようで仕掛けを張った時に余裕がでるので仕掛け本体に影響の出る動きが干渉されるように感じます。もう一つ特記すべき点は遠投性能とコントロール性です。スパイラルXの恩恵と思いますが今まで使用した竿の中で一番扱いやすいと思います。希望としてはもう少しパワーの抑えられた0号で、重量の軽いものがニューモデルとして発売されれば、アベレージクラスのチヌをターゲットとしたベストのチヌ遠投釣法の竿になると思います。
② 潮止まりにアタリが集中する
今回の釣行で特に思ったのは潮の動きが緩い時や止まっている時にアタリが集中することです。チヌ遠投釣法と言えども基本はふかせ釣りです。撒き餌と仕掛けを含めた刺し餌が同調しなければ魚は刺し餌を喰ってくれません。今回のような何の変化もないところではその傾向が顕著に表れたのではないかと思います。魚体を見れば居付いている魚ではなく回遊している魚です。潮が動いたとしても撒き餌が溜まるところがあるのでそこに刺し餌を誘導すれば常に喰ってくるので、この辺ももっと研究していこうと思います。
③遠投するほど良型の確率が高くなる
今回、釣り友のU氏と2人での釣行となったのですが、釣果に差が出てしまいました。というのも40cmオーバーの魚を私は4枚釣ることができましたがU氏に関しては残念ながら1枚も釣ることができませんでした。仕掛けも全く同じでエサもコーン中心です。一つ違うのは撒き餌杓なのです。私は超遠投用のゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800を使って、ポイントを40mほど沖に作りましたがU氏が使用した杓では30mが限度です。実際U氏は20mほど沖にポイントを設定ていたと思います。やはりこの違いがサイズの違いになったと検証されます。良型チヌは生きて来た年月が長いので警戒心が強いので沖にポイントを作る方が有利です。今回の場所は水深が浅いので特にその傾向は強くなります。沖にポイントを作れば作るほど撒き餌の拡散範囲も広がるので集まってくる魚の絶対数も多くなります。いまさらながらですが、だからチヌ遠投釣法なのです。
以上が今回の釣行で思ったことです。いまさらながらのこともありますがあえて書かせていだきました。
釣り終了時
13時に道具を片付け釣り座を掃除し、今回は大漁だったので、桟橋の横の浜で、スカリから元気な魚をリリースして、2人で2匹ずつ持ち帰る魚の下処理をすませました。その時桟橋につながる道にパトカーが通過していきました。
帰り支度で荷物を積み込んでいる最中に先ほどのパトカーが戻ってきたみたいで、後方で待機しているではありませんか、なんか職務質問されるのかと思いつつ、朝はあれだけ天気が良かったのに雲行きが怪しくなる始末。車に荷物を入れ終わったのを見計らってパトカーが近づいてきてお巡りさんの登場。
質問内容はというと、何かたくさん釣られてたのを見て、すごく気になって戻ってきたとのこと、パトロールして、周りの波止で釣りされているのをよく見るのですが、あんまり釣った人をみなかったので・・・キープしたチヌを見せるとメモを取るから釣り方を教えてほしいとおっしゃる始末。船でジギングや鯛ラバをするが、こんな岸から釣れるのならやってみたい。仕掛けの説明から、竿の号数、ウキの浮力・エサに関してなどを説明する。ついに雨が降り出したので、お巡りさんも納得して帰られました。後で思えばこのアドレスを教えれば良かったかな? 地方のお巡りさんの職務の一つと理解しました。
まだ、未完成なのですがイラストを駆使して、チヌ遠投釣法の解説を作成中です。それがアップした頃にお巡りさんも検索をしていただいて見ていただければと思います。