釣行記

ターゲットはグレ 三重県 熊野の磯

こんにちは、ぎんきです。

先日の五ケ所湾 中津浜浦の釣行でニューロッドのダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53をデビューさせたものの当初は磯チヌ狙いのため仕掛けやエサなどチヌ用で挑み、制覇 AIRMASTER AGSでは、木っ端グレを掛けたものの最終的にチヌ狙いに集中すべくロッドを銀狼 王牙 AGS にチェンジして、結局釣れたのはコーンの刺し餌でグレという何ともどっちつかずの釣行となってしまいました。
ということで、今回は、グレに照準を合わせて、外海に面した釣り場で制覇 AIRMASTERの感触を確認すべく釣行してきました。

三重県 熊野 まるせいまる

令和2年11月6日(金)

当日データ

中潮

満潮    9:24     150cm

干潮   14:25     109cm

今回、お世話になったのは三重県 熊野 まるせいまるさんです。ここ最近はチヌ釣りと釣り初心者の仲間との釣行でご無沙汰していたのですが、私がグレ釣りをするメインの渡船屋さんです。出発は午前5時45分ということで、それまでに現地に来てくださいとのこと。
5時頃到着、早速、弁当を頼んで、船長兼オーナーの畑中さんからどこ行くと問われたので、グレ狙いなのでお勧めでいいと伝える。
まるせいまるさんは民宿も営んでおられ渡船利用の方には無料で民宿のお部屋で仮眠させていただけるメリットがあるので、深夜に到着しても事前に連絡しておけば部屋を用意していただけます。
出発は民宿からで、そちらからマイクロバスや少人数の場合はワゴン車で港まで送迎していただくシステムになっています。
今回、お客さんが10人程なので、本来はマイクロバスを利用するところなのですが、丁度マイクロバスが修理中のようで、ワゴン車と軽自動車に便乗して港に行くことになりました。

熊野 ゲンゴロウ 磯

港に到着し、早速荷物を積み込み磯へと向かうことに、熊野の磯は以前、3軒の渡船屋さんが日替わりで目的の磯に先着け出来る当番制のシステムとなっていたのですが、1軒が廃業されたようで、今は川崎渡船さんとまるせいまるさんの2軒での日替わりとなっています。今日は平日なので、お客さんの要望に応えるべく、指名の磯に急ぐこともなく、船長のお勧めで適当に渡してくれるとのんびりしていた私だったのですが、真っ先にお呼びがかかり一番に渡礁させていただいたのが、地方のゲンゴロウ 磯でした。

実釣 開始

渡礁後、船着きに釣り座を構えて準備にかかります。

今回の私のタックル

ロッド  ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53

リール  シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS

道糸   シマノ セフィアG5 PE 0.6号

リーダー シーガー フロロマイスター 2.0号

ハリス  シーガー 150 1.5号・2.0号

ウキ   極磯  斬獲 0 (ボーメ度 3.0に調整)

ハリ   鬼掛   沈め探りグレ 6号

玉の柄  ダイワ DXR 玉の柄 60

撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800

今回は、純粋にグレ狙いの磯釣りなので、ハリスとリーダーを若干太目にして、ウキに関しては一般のウキの号数でいう000より若干重い目のものを使用した沈め探り仕掛けとしました。ハリスは3ヒロから2.5ヒロでG5のガン玉をハリから50cmの位置につけました。とりあえず久々のグレ釣りなので、チヌ釣りの仕掛けを軽めにしたものでチャレンジすることに、撒き餌に関しては、以前参加したチーム鬼掛の大会の参加賞でもらったマルキユーグレパワーVSP 1袋と同じく遠投ふかせTR 1袋にオキアミ6kgを水分を加えず練ったものを前日に作って使用しました。

刺し餌は自作のイエローオキアミとオキアミのボイルを用意。イエローオキアミから始めます。
第1投、下の写真の海に向かって右側のサラシの先に泡が出来ていたので、撒き餌を打ってそこに仕掛けを投入することに、仕掛けがなじんですぐにラインを弾くあたり、釣れたのは手のひらサイズの木っ端尾長、しかも高活性状態の全身白っぽい個体です。
3投続けて木っ端尾長の猛襲です。刺し餌をボイルオキアミにチェンジしましたが、アタリは留まることなく続きますので、忙しくて仕方ありません。でも木っ端ばかり、潮は右から左に流れており、熊野の磯ではこの方向へ流れる潮はいい潮なのですが、ウキはしっかり沈んでくれるので、仕掛け自体は上ずっていないのですが、ラインが妙に左に取られてしまいます。多分上潮が滑っているのでしょうか。

少し落ち着いたところで姿を現したのは25cmほどの口太グレでした。尾長が散ったので口太が食ってきたようですが、せめて30cmは欲しいので、お帰りいただくことに、次に来たのが、さっきの口太より引きが強い、サイズアップかと思いきや魚体が白い、なんと木っ端イスズミの襲撃です。今度は木っ端イスズミばかりが釣れる状況に、まだ磯に上がって2時間もたっていないのに本命来ずの状況で忙しくて仕方ありません。これが秋磯なのでしょうか?
7時40分頃、そこそこ引く魚がヒット、正体は、30cmあるなしのイズスミでした。

イスズミさんには失礼なのですが、うんこをされたらいやなのでこの状態でお帰りいただきました。

9時前にやっと口太グレをキャッチ、30cmは無かったのですがキープすることにしました。

外道の猛攻のなかやっと来たキープサイズの口太グレ

これが続くかと思いきや潮が緩んだせいでエサがなくなってアタリが出ない様になり、フグ系が集まってきているようです。案の定この子の登場です。

コバルトブルーの斑点が鮮やかなハコフグの登場

そんな折に弁当船の到着です。釣果を問われるが、何とも、これが秋磯なのですが。

弁当も到着したので、しばし休憩させていただくことに。
まるせいまるさんの弁当は奥さんの手作り弁当なので、これも楽しみの一つです。

こちらがまるせいまるさんの弁当です。

やはり秋磯は遠投。

休憩後、秋磯は遠投で良型が来るとのこと、これまでもそこそこ投げていたのですが、より遠投することに、撒き餌も、遠投ふかせTRの配合のせいか柄杓に掬うときは、ばらける感じがあるのですが、前日に作ったせいか粘りがあり、圧縮することにより固まり、杓離れも良く遠投が利きます。その結果この子が来ました。

超遠投で来たキーパーサイズの口太グレ

先にキープした口太グレと変わらないサイズですが、より遠投することで釣れた一匹です。初めからもっと遠投すべきだったのかよくわかりませんが、やはり秋磯は遠投が利くということでしょうか?
その後も遠投を続け、次に来たのが、そんなに重量感がないのに走りだしたら止まらない引きの何かでした。走ったらドラックを緩めて止まったら捲くの繰り返しをして、磯際に寄せてみると魚体が白い、またイズスミかと思ったのですが、若干細身なので、違う魚です。30cm位のその魚は何とシマアジでした。もう少し大きければ大満足なのですが、初めて釣った高級魚です。小満足というところでしょうか。

初めて釣ったシマアジ

シマアジというだけに縞があります。もう一つ驚いたのはこの魚絞めると金色になります。

まるせいまるの迎えの時間は午後2時なのですが、この時点でお昼前、迎えまで時間があったのですが、ポイントの空撮をしようとドローンを持参していたので、納竿することにしました。

制覇 AIRMASTER AGS 1-53 の感想

このところチヌ竿や胴調子に近いロッド 先代のプロテック極翔シリーズがまかつマスターモデル(なぜか胴調子を好んで使用していたので)先調子の竿は磯釣りを始めたときに使っていたダイワDXRエアチューンに遡ってしまいます。制覇 AIRMASTER AGS の使用感に関しても、先調子のため曲がりの支点か先に来ることにより、魚の引きが増幅されてしまうことに違和感を感じたのですが、DXRエアチューンを使っていた時のことを思い起こせば、自分の釣技が未熟なためかもしれませんでしたが、穂先が瞬時に伸されて胴のパワーのある部分に負荷がのっかった時にタメが利かずラインブレイクした印象があり、タメが利く胴調子のロッドを使うようになった経緯があります。この制覇 AIRMASTER AGS  に関しては、反発力の高い元竿付近に荷重がかかる手前の2番から3番にかけての部分で魚の引きをタメるポイントが明らかに感じ取れます。胴まで曲げることなくその先のポイントで魚の引きをタメ、体力を奪い相手が弱れば一気に胴に乗せて浮かす。こういう使い方出来るロッドであるという印象を持ちました。タメていれば、自然と魚が浮いてくるようなオートマチックな竿ではないのですが、相手をいなしながら先の部分でロッドを操作し、魚をいなせば、50cm近い口太グレも、この1号の竿で充分ではないかと思います。今回は30cm未満の魚しか釣っていませんが、今後、使い込むことによっってこの辺りを検証していこうと思います。

ポイント空撮 熊野 ゲンゴロウ 磯

最後に今回、渡礁させていただきました熊野 ゲンゴロウ 磯とその周辺のポイントの空撮映像をご紹介いたします。

映像にBGMが挿入されています。