こんにちは、ぎんきです。
年末から年始にかけての数回の強烈寒波到来によって、高かった海水温が下がり、寒グレのシーズンとなりました。
ぎんきとしては、昨年、新たに手に入れた ダイワ 制覇 AIRMASTERで、でっぷりとした寒グレを狙いに、いつもお世話になっている 三重県 熊野 の まるせいまる様に釣行をすることにしました。
三重県 熊野 まるせいまる
前日に連絡し出船の確認をし、少し早めに出発することにして、仮眠のお部屋を用意してもらいました。
午前2時頃にまるせい民宿に到着。出発は6時過ぎ頃なので、3時間ほど畳の上で仮眠ができます。 5時半ごろに奥さんが起こしにまわられますので、安心して熟睡できます。
5時過ぎに起床し、食堂に降りインスタントコーヒーをいただき、ぼちぼちと用意をするため駐車場に向かうと30台ほど駐車できる駐車場なのですが、既に半分ぐらい埋まっている状態で、用意をしている間にも、次々と釣り人が到着する様子。コロナ禍の平日なのにかなりの賑わいではありませんか、私がこちらにお世話になり始めた十数年前は平日といえども寒グレ時期は駐車場満杯で2番船を出すようなこともあったのですが、ここ数年は、途中のエサ屋さんが次々と無くなって、遂には1軒の渡船屋さんが廃業してしまいました。今年は潮まわりがいいのか、年末、年始の寒波が幸いしたのか、どこの磯でも寒グレが好調の様です。そのせいなのか、はたまた、コロナで平日に時間が出来て、釣りに行こうと思ったのか、良く分かりませんが、渡船屋さんが繁盛することはいいことだと私は思います。
出発の6時15分になったので、ワゴン車2台と軽自動車1台と荷物運搬の軽トラ1台にみんなで別れて船着きに向かいます。釣り人は総勢30名位です。
熊野 マブリカ 東
この人数なので、渡礁ポイントは船頭任せということにして、できれば地方のあまり起伏のないところがいいなぁと思っていたのですが、ハカタ・ヤマト・カモメ・沖のスズコ島と次々に降ろしていき、最後は数名の常連さんのみとなった時に、マブリカ 東 空いてるからそこでいいかと尋ねられたので、まぁどこでもいいやということで、マブリカ 東に渡礁いたしました。
実のところ、マブリカ に関しては、少し躊躇いたしました。沖磯で超一級磯であることは言うまでもないのですが、寒グレ狙いのライトタックル、それも1号です。最低でもロッドは1.5号、以前、ここでは、ファイアーブラッド サーベイヤーをメインロッドにして、ハリスは2号以上です。モンスターが潜んでいます。それに船頭の釣果を尋ねられた時に第一声、バラシあった? ハリスは...2号...だからバラスのや、のやり取りです。
磯に上がってみると昨晩から吹いていた北西風は真横から吹いている状態です。風上の湾内は白波が立っています。予報では北西風がこんなに吹く予報ではなかったのですが、予報通りですと風向きが変わるとのことだったので、収まるのを期待してゆっくりとタックル準備に取り掛かることに
実釣 開始
真東向きに釣り座を構えます。
今回の私のタックル
ロッド ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53
リール シマノ BB‐X TECHNIUM 2500DXGS
道糸 シマノ セフィアG5 PE 0.6号
リーダー シーガー フロロマイスター 2号
ハリス シマノ FIREBLOOD HARD-TIDE 1.7号
ウキ
- キザクラ UZAWA D.SUSⅣ 2B & D-MAX 3B
- 極磯 斬獲 0 (ボーメ度 3.0に調整)
ハリ 鬼掛 ホワイトグレ 7号
玉の柄 ダイワ DXR 玉の柄 60
撒き餌杓 宇崎日新 ゼロサム 磯 X4 ひしゃく T-M800
横風がかなりきついので2段ウキのキザクラ UZAWA D.SUSⅣ 2B & D-MAX 3Bを使用し、ハリスは根ズレに強いシマノ FIREBLOOD HARD-TIDE 1.7号 (これが今回持参したハリスで一番太い号数です。)
撒き餌は、オキアミ6キロにマルキユーの爆寄せグレ1袋と遠投ふかせTR1袋を水分を加えず、数日前に作ったハードオキアミの残り汁を冷凍して、解凍したものを(500㏄位)入れて、前日に仕込んだものを使用しました。用意した刺し餌はボイルオキアミと自作のイエローオキアミ それとイエローオキアミを作るときにとっておいた生オキアミの3種類です。
第一投
2段ウキにウキ下一ヒロのところにウキ止めを付けてハリスは3ヒロ取ってハリは鬼掛のボイル専用ハリのホワイトグレ7号、ハリ上50cmのところにG5のガン玉を一つ打ちました。ウキは2Bの上ウキに対して水中ウキがマイナス3Bなのでゆっくり沈んでいく全層釣法です。風があるので水中ウキがシーアンカーになってウキが上ずるのを抑えてくれるのですが、まともな横風のせいで細いPEラインでも真横に弓なりになってうまくいきません。何とか高場の磯際に竿先を海面ぎりぎりに持っていくことで、ウキをなじませることが辛うじてできる状態です。 この時は何でこんな所に上げるんやと思った次第です。
モンスター襲来
釣り開始から強風の吹く中、1時間経たない8時過ぎ、風で流されている道糸に強烈なアタリ、いつもならギュープチンなのですが、竿が曲がって粘った甲斐もあり、臨戦態勢に持ち込むことだ出来ました。先調子の竿先が目の前に来るくらい曲がっています。激闘約20分相手も力尽きたのか魚影が確認できるところまで浮かせましたが、魚体が白いです。魚体が確認できたので逃げてくれてもいいのですが、逃げないのでタモで掬ったのがこいつでした。
今回もメジャーを忘れてしまったので大体50cmです。フィッシュクリッパーが30cmなのでそれより大きいです。この尾びれでばたつかれたのですから腕がパンパンです。
ダイワ 制覇 AIRMASTER AGS 1-53底力おそるべし、尾長のこのクラスが来たら獲れないかもしれませんが、口太グレでしたら50cmアップはこの制覇 AIRMASTER AGS 1-53 で射程距離に入ると確信しました.
イスズミさんには記念撮影も撮ったことですし、お帰りいただいて、この激闘でハリスにダメージがあるかもしれませんのでハリスをチェンジして次のアタリを待ちます。まだまだ横風が止む気配がありませんので、出来るだけウキがシモル様に道糸を操作してアタリを待ちます。次に来たのは、先ほどと同様弓なりのラインを引っ張るアタリです。今度はさっきより若干、引きが弱いのですが右左の動きが激しく、ロッドで誘導しつつ引きを楽しむことに、手前まで浮いてきたので魚影を確認すると紛れもなくグレです。しかし、ここで痛恨のハリ外れ、型は、35cm位でしたが、本命のグレを取り逃がしたので悔やまります。
9時頃、弁当船が到着しました。いつもより時間が早いのではと思いつつ弁当を受け取ろうとしますが、まだまだ北西風が強く吹いているので渡船が流されてうまく弁当をキャッチできません。何とか奥さんから弁当を放っていただいた受け取ることが出来ました。
連続のモンスター襲来でバラシのオンパレード
その後、モンスターアタリ連発。アタリがあってから、ある程度の臨戦態勢に入ることが出来るのですが、ハリスがチモトから切れる(ひょっとして尾長グレ)、7号のハリがぽっきり折れる(石物?)果ては、ラスボス登場を思わせる。先のイスズミの取り込みでは一切出なかったレバーじゃないノブドラックからラインが放出され、ドラッグを絞めこんで臨戦態勢をとるが、しこたまラインを沖に出された後、右側の土合の方向に走られリーダーが切れて高価なキザクラ UZAWA D.SUSⅣ 2B & D-MAX 3B をロストする羽目となりました。(これは青物かも?)
ラスボスを掛けたあたりから北西風が若干弱まったものの時間はすでにお昼前になって、残された時間も僅かとなっていたので、意気消沈した気分を和らげるため弁当タイムとしました。こちらの弁当は奥さんの手作り弁当で、非常に美味です。今回は弁当写真を撮り忘れたので、こちらに載せていますのでご参考に
余談ですが、今日、弁当船が早く来たのは、まるせいまるでやっている楯ヶ崎観光遊覧のお客さんがおられためたみたいです。
やっと来ました本命40cm寒グレ
弁当も食べて心機一転、風もマシになったので、ここから制覇 AIRMASTER AGS 1-53で40cmクラスの寒グレを何とか獲ろう集中することにします。ウキを極磯 斬獲 0 (ボーメ度 3.0に調整)にして全誘導の沈め探り仕掛けとしました。風上だったマブリカ 東 の本命ポイントの潮のヨレが出来やすい左側の角を攻めることが出来ます。潮の流れは右から左に流れているので沖向きに投げて角の部分に刺し餌を誘導する作戦です。本命ポイントの近くまで流れたようなので、一度、誘いをかけようと穂先を動かして見るとなんか掛かっています。すかさず合わせを入れると、猛ダッシュしました。ハリ外れしたグレと同じような右へ左へと走ります。マブリカ 東の角の足場は低く平らなので、魚の引きに合わせて移動できます。制覇 AIRMASTER AGS はそんなに負荷を掛けなければれば先調子の操作性を生かして魚を誘導できるので、うまく誘導してやり取りのし易い所で負荷を掛けて魚を弱らせることが出来ます。やっとのこと魚影が確認できるまで浮かせると紛れもなくグレです。ハリ外れでバラした魚体より一回り程大きいようです。ここでバラしては元も子もないので慎重にタモ入れを行い、本命ゲットいたしました。その子がこちらです。
辛うじて目標達成です。
生かしバッカンに海水を入れていなかったので海水を汲むのですが、磯の形状が海水を汲みにくい形なので一苦労です。本来ならバッカンの用意をしておき、すぐに釣り始めなければ地合いを逃してしまうのですが、自分としてはやっと釣れたこの1匹で満足したので、集中が途切れてしまいました。その後、釣りを開始したものの今度はサルカンの結び目から切れてしまいここで完全に終了モードに入って13時をもって納竿としました。
今回の釣行でのダイワ 制覇 AIRMASTER AGS
最近の磯竿全般がそうなのかもしれませんが、低号数でも十分です。
昨年、新しく手に入れたこの ダイワ 制覇 AIRMASTER 1-53 軽量、細い、操作性良好、タメが効く、曲がりが美しい
まさに下記のダイワの製品説明そのものであると使って実感した次第です
・高い操作性でグレを獲る軽量シリーズ
⇒軽くて操作性の良い先調子だが、負荷がかかるとしっかり曲がって粘るESS設計
・しっかりタメが効き、魚の引きに追従
※高強度高弾性カーボン「トレカM40X」採用により、強度はそのままで、軽量化を実現!
今回の釣行のような強風時、重い竿、太い竿、胴調子の竿ではかなりのストレスが釣り人かかりますが、不意の大物が来た時を考慮すればみんな多少重くて太くてもそちらを選択するのが普通だと思いますし、自分もそうでしたが、グレ釣りなので50cmのグレを獲れたら十分で、ヒラマサや石鯛、が掛かって獲れなくても仕方ないんじゃないかと思います。 (尾長グレは別かもしれませんが)
この ダイワ 制覇 AIRMASTER 1-53 AGS なら可能です。
1号という号数に不安があるのでしたら1.25号もあるのでそちらでもいいかと思いますが、私はたまたま1-53が安く手に入ったのでこれを手に入れましたが、使ってみて大正解だったと思っています。
市場ではなぜかシマノの磯竿より評価が低く特にオークションなどでは半額近い価格で手に入れることが出来るようなので手に入れてみてはいかがかと思います。