紀東の湾内小波止にてチヌ遠投釣法
平成31年4月11日(木)
当日データ
小潮
満潮 8:25
干潮 15:33
場所 紀東 湾内 小波止
こんにちは、ぎんきです。
今回の実釣レポートは、私自身がチヌ遠投釣法として実践している一番ベーシックはフィールドでの釣行レポートを紹介させていただこうと思い釣行いたしました。
そのフィールド条件とは
かけ上がりが30mほど沖にある
このページのアイキャッチ画像が現地です。
現地到着が4:30頃、釣り場はこの地区と決めており、ごろた浜の渚釣りを考えていたのですが、現地に着くと湾内波がそこそこあり、渚は厳しい状況、浜の手前に小波止が有り、いつもは平日でもイカが釣れ始めると地元のイカ釣り師が暗いうちから場所取りをしているのですが、今回は前日、低気圧が通過して、風、雨、気温低下となったので、先行者がおらず、小波止から釣らせていただくことに決定。 こちらは夜釣り禁止なので明るくなるまで待機し、日の出が5:29なので、それくらいから釣り始められるよう段取りをする。
今回の私のタックル
ロッド シマノ極翔 08-530
リール シマノBBX HYPER FORCE 2500DXG
道糸 よつあみ G-Soul WX4 F1 OHDRAGON SS140 0.8号
リーダー シーガー フロロマイスター 1.5号
ハリス シーガー 150 1.5号
ウキ 黒魂 トランプ・トランプ2
ハリ 鬼掛 底攻めチヌ 3号・2号
玉の柄 シマノ鱗海 TAMANOE 500
実釣開始
仕掛けはいつも通りのもので、ウキは黒魂 トランプ2の0シブに板おもりを4つ貼ったもの、潮受けウキゴム 中、極小サルカン、リダーはフロロ1.5号を5ヒロ取り、ハリスは1.5号(本来は1号や1.2号でもいいのですが乗っ込み時期の大型が来た時を考えて1.5号としました)を3ヒロ、ガン玉はG5をハリ上50cmのところに1個のみ、ハリは鬼掛底攻めチヌ3号 刺し餌は自作のハードオキアミのイエロー
仕掛けを作る前に正面の筏めがけて、30m沖に杓で20杯ほど投入する。今回の撒き餌はオキアミ3kgに爆寄せチヌ1袋・湾チヌスペシャル1袋・激荒1袋・市販のコーンの缶詰め1缶です。
第1投目から痛恨の根掛かり、それもリーダーから切れるという大惨事となってしまいました。
仕掛けを作り直して釣り再開、この頃から朝一番なかった風が、日が昇るにつれて吹き始める状態となり、風向も北東からで、釣り座の正面にまともに当たる感じです。
6:00 ガシラ君1号登場
仕掛けが底付近にあることの証明なのですが潮が動いていないか、若干手前に当てている感じなので根掛かり注意です。
この間に再度、根掛かり、風が正面から吹いているのでラインが戻されてかけ上がりの壁に着いてしまう、再度、リダーまで切れる大惨事、風が強いのでラインシステムを組みにくい状況なのでリダーなしのサルカンにダブルクリンチノットでPEを直結した仕掛けに変更。ウキはトランプ 0シブの板おもり4つ貼りにする
6:30 木っ端ちゃん 1号登場
何でグレなのと思いつつ
7:00に磯ベラが釣れて
8:00ごろ岸釣りでの遊漁協力金を徴収に自転車でおばさん登場。肖像権の問題があるので写真は撮れませんでした。150円を支払い、この時、風が最高潮の状態で、おばさんは「寒い、寒い」と言って去っていきました。
その後も風が収まらず、一時的に小康状態になるものの1投すればまた突風の繰り返し、風向も常に正面からという遠投釣法にとって最悪に条件、ウキのロストも、すでに3個、こんな時、地元のイカ釣りおじさんの登場で、この場所がお気に入りなのか何時まで釣るのと聞いてくるが、夕方までと答える。当初の予定では、ここで午前中に型を見たらパート2の場所にお昼頃移動しようと思っていたのであるが、ここで釣果が無ければ後へつなげることができないので、ここで撃沈することを覚悟しての発言としました。とその時、目の前にウキが流れてきました。今まで使ってたウキは、単独で沈む設定のはずなのですが、0シブの板おもり4つ貼りのみの使用、ウキ取りパラソルを使うのも面倒なのでじっと観察しているとこちらのほうに近づいてきます。ここで本日の釣行で初下ろしの鱗海 TAMANOEの登場で見事ウキを確保、やはり自分がロストした黒魂トランプの0シブの板おもり4つ貼りでした。トランプ2は0シブで浮きますが板おもりを4つ貼れば00より浮力かなくなり単体で沈みます。それと同じと思いこんでいたのですが、トランプはトランプ2より浮力があるみたいです。その後、一時的な風の小康状態があった10:00にガシラ君2号
その後、10:30に木っ端ちゃん2号
の登場があるが、またもや突風が継続する状態が続くことに
海の状態も、手前から50mぐらい沖まで濁りが入った様になり、ちょうどかけ上がりにあたった濁り潮が岸まで押し寄せている状態、昼を過ぎた時点で子サバが掛かり始める非常事態に、一瞬、場所移動しようと手を止めたが、若干風が緩んだ気がして、移動の決断に至らなかった。ここで昼の弁当を食べる。
子サバの登場でオキアミ主体の刺し餌から、練り餌、オキアミコーンのミックス、とローテーションを試みるが風でマキ餌がポイントまで届かないし、練り餌を投げれば風の抵抗で練り餌がウキより沖に着水しない。こうなると仕掛けのトラブルが多発する始末、PEライン使用でリーダーなしのためPEライン糸ふけで、穂先に絡まるし、ラインのテンションのない状態で、巻き取ることになるので、道糸自体が絡まるように
15:30 コーンとさなぎのサンドイッチした刺し餌に待望のアタリ、頭をごつごつ振る引き、これは、本命確定、竿を立て、かけ上がりをクリアーするが、今の時期としては元気な個体のようでなかなか浮いてこない、手前まで来て、チヌであることを確認する。思ったよりは小さいが、最後の突っ込みをした後、無事、鱗海 TAMONOEにて、確保する。
ハリはカンヌキにかかっていたものの掛かりが若干浅いので、喰い渋り状態では?
ここのチヌは体形も素晴らしいし、全体的に金色掛かっているのが特徴かな。
釣れた15:30は、ちょうど干潮時と同時刻、何らかの潮の変化があり喰ってきたのではと思われます。
早速、スカリに入れ撒き餌を数投し、刺し餌のコーン・さなぎのサンドイッチにて投入、仕掛けが落ち着いたと同時にアタリがあったがハリ掛かりせず。やはり、喰い渋り状態なのか。その後、風向は相変わらずの状況で、1時間ほど頑張ったが16:30納竿とする。
釣行を振り返って 遠投釣法弱点暴露
前回も今回も自然条件それも遠投釣法一番の弱点である風、特に向かい風に悩まされたレポートとなってしまいました。はっきり言って、早々に判断して、場所移動した方がもっとましな釣行になっていたかもしれません。成果としては、初下しの鱗海 TAMANOEでウキだけではなく、本命を掬えて坊主竿(タモの柄)にならなかったのは不幸中の幸いです。フィールドの使用感では、強風の中でも細身で操作性の良い鱗海 TAMONOEの実力が発揮できたと思います。ほか、感じたことをタックルインプレッションに追記しておきます。また、乗っ込み時期の大型チヌ用に手に入れた極翔 08-530に関して、チヌを掛けたのは今回が初めてなのですが、大型チヌではなかったのですが、今回、思ったことは極翔は08といえどもグレ竿であるということです。というのもチヌの頭を振る動きと独特の引きに関して、同調子のチヌ竿はマイルドに追従しますが、極翔では、反発の力が大きいのか竿のバタつきを感じました、よく言われることですがチヌを怒らせないで取り込むのがセオリーとのこと、反発力が大きいためチヌを怒らせているので、取り込みにバタつきが生じたのかと思われます。
今回のフィールドは、養殖いかだが点在する湾です。紀東地区にはこのようなフィールドがたくさんありチヌの宝庫となっています。帰りに地元のおじさんが来て言われたのですが、地元ではチヌは食べないし釣る人が少ないそうです。また漁港には50cmを超えるチヌがうようよいてるのが見えるそうです。商業用にならない魚なので捕獲されて数が減少することがないので、この魚ともっと遊んでもらったらいいと思います。今回、釣ったチヌまだ乗っ込みチヌといい難いスリムな魚体でしたが、産卵を控えていることは事実です。時期的には今月末から5月初めに荒食いのピークが来るのではとおもわれます。