こんには、ぎんきです。
秋も深まり、関西の波止釣りに於いて、ブリ、メジロ、ハマチのブリ系やサワラ、タチウオ、小物では、アジ、サヨリ、ハゼ等、一年で最もあつい時期となりました。
ということで、前回のアオリイカ ランガン釣行の大惨敗をリベンジすべく、連日、青物フィーバーで賑わっている兵庫県の武庫川一文字に釣友Y氏と共に行ってまいりました。
前回のエギング釣行で一日中シャクリ倒した末の惨敗というトラウマがあるので、例年、武庫川一文字で、青物が釣れている最中でもふかせ釣りでチヌが釣れるので、ジグで青物を狙いつつチヌのふかせ釣りをするという大谷さん的な二刀流の暴挙に出ることにしました。
今回の二刀流のタックル紹介
ライトショアジギング
ロッド テンリュウ POWER MASTER PWM100M-L
リール ダイワ CERTATE HDカスタム 3500
道糸 不明 PE 2号
リーダー フロロ 5号
ジグはJACKEYE マキマキ 40g オンリー
チヌふかせ釣り
ロッド 宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 04-530
リール シマノ BB‐X HYPER FORCE 1700DXG
道糸 シマノ セフィアG5 PE 0.6号
リーダー シーガー フロロマイスター 1.5号
ハリス シーガー 150 1.5号
ウキ 極磯 斬獲 0 または FIRE 0(ボーメ度3.0に調整)
ハリ 鬼掛 底攻めチヌ 3号
エサは撒餌がヒロキュー制覇チヌ1袋に・オキアミ3kg・マルキユー活さなぎミンチ激荒1/2袋のブレンド 刺し餌はマルキユーの食い渋りイエロー・マルキユー活さなぎミンチ激荒・自作のイエローオキアミのローテーション
こんな感じで挑ませていただきました。
武庫川一文字 3番へ
現在の武庫川一文字の渡しは土曜日と日曜・休日に関しては予約が必要なのですが、今回は平日釣行であったので当日のエントリーが出来るのですが、ハイシーズンなので、午前3時30分に現地に到着して4時オープンの駐車場に並びましたが、5時出船の1番船(4時30分だったかも)には乗ることが出来ず2番船での渡しとなりました。青物狙いの人がほとんどなので実績のあるのは西側の神戸よりの5番・6番(当日は6番への渡しはなし)に集中するためゆっくり釣りをしたい私としては中途半端な3番で降りることにしました。(チヌふかせは2番・3番がいいので)
まずはショアジギング開始
3番に到着、やはり1番船に乗り込んだ人たちは5番方面に行ったようでこちらは空いています。降り場からさらに2番方面に移動し釣り座を確保しテンリュウ POWER MASTER PWM100M-L にJACKEYE マキマキ 40g カラーは 武庫川渡船のオリジナルカラー 「マズメ濁り潮スペシャル1号」をセット
朝夕マズメ時に効くカラーで都会の濁り気味の潮に効くとのこと、まんま武庫川一文字で使うのでこれしかないのでは・・・・。
まだ、真っ暗なので第1投は様子見で内向きにキャスト、前日の情報では、2番の内向きでもサゴシやハマチが喰ってきたとのことだったので反応を期待するも反応なし、空が白みかけてきたので今度は外向きにキャストしてみるも反応無し、Y氏どころか周りも全く反応がないみたいで、あっという間にマズメのゴールデンタイムの終了となってしまいました。
チヌふかせ釣りの準備
完全に夜が明けたのでチヌふかせ釣りのタックルを用意することに、今回の使用ロッドは宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 04-530 であります。こちらはニッシンのチヌ竿のハイエンドモデルです。久々の登場となるのですが、沖一文字など遠投する必要がなく障害物がないような釣り場にはもってこいの竿です。竿の曲がりも竿全体が均等の曲がってタメが利く、言う事無しの胴調子(チヌ調子)です。不満を言うならばリールシートやロッドエンドの創りがハイエンドモデルに相応しくない点でしょうか。竿の性能で言えばがまかつのマスターモデルチヌに匹敵すると確信しています。
仕掛けはいつもと全く同じハリスを3ヒロ取ってハリ上50cmとところにG5のガン玉を1個打ったものです。いつもならウキの浮力をかなり殺したボーメ度7前後のものでチヌ釣りをしていたのですが、今回はボーメ度3のグレ釣りの時の浮力設定で、ゆっくり沈むよう調整にしました。
チヌふかせ釣り開始
外向きに釣り座を構え、まず撒き餌を20杯程 竿2本先のポイントに集中して撒き小サバなどのエサ取りがわんさかいると思い刺し餌に激荒から取ったコーンを付けて第1投。コーンの刺し餌で何度か流してみるも無反応なので、エサ取りの様子を窺うために自作のイエローオキアミを付け、かなり流した後に回収してみるとまだ刺し餌のオキアミが残っています。オキアミでも通用すると思い、数投目、よそ見をしていたので前あたりは良く分からなかったのですが、強烈な竿引きのアタリ、宇崎日新 ゼロサム 鱗 X4 04-530でしっかりタメて怒らせずに引きを楽しみながら浮かせてタモ入れしたのは、久しぶりのチヌでした。
40cmをオーバーのムコイチのアベレージサイズの色黒の個体でした。ハリを飲み込んでいましたが、天下の宝刀 ホールド針外しのおかげで魚にダメージを与えることなく、ストリンガーにかけても元気よく泳いでいました。
今日は、オキアミが正解と思い刺し餌をオキアミオンリーにしていると、とうとう来ました小サバの登場です。元気もあり、のませのエサに最適なので、ひたすらジグを投げ続けているY氏にのませ釣りの餌にと渡したところ、のませの仕掛けを用意して、その小サバを付けて投入しているようでした。ところが投入しっぱなしで竿を置いたまま下に降りてなんか他のことをされているではありませんか、万が一大物が喰ったら竿ごと持っていかれるんじゃないかと思っていたところ。
間もなく竿が落下。海の藻屑になってしまったかと思いきや、ウキが目の前でまだプカプカしているではありませんか。ここで二刀流の真価を発揮して私がジグをキャストしてそのウキにつながっている道糸をジグで引っかけて無事ロッドとリールは回収することが出来ました。(リールは水没したので使い物にならないと思いますが)海への不法投棄は免れました。のませ釣りをしていて竿ごと持っていかれることはあるあるなのでご注意を。
大サバ登場
オキアミに小サバが喰ってきたので、いやな予感がしていたもののオキアミでチヌが来たのでオキアミの刺し餌を続行していたところ再び竿引きの大きな当たり、首を振る感じがあったのでチヌと確信したのですが、走り出したら半端ないスピードです。さっきのチヌでは出なかったレバーでないノブのドラッグが出る状態です。チヌだったとしたら年なしクラスが怒って暴れだした様な引きなのですが、あまりにも走り回るのでなんかおかしいと思い、あしらわずに強引に浮かすと魚体が細いではありませんか、青物? ふかせ釣りで青物それもチヌ竿で、いただけない状況です。ジギングの用意もしているのに。走り回ってタモ入れに難儀しながらキャッチしたのはこいつでした。
ムコイチ名物大サバの登場です。サバがこんなに引くのと新ためて思った次第です。早速締めて十分に血抜きをしてクーラーボックスに直行。
チヌ狙いなのでタナはほぼ底です。今日は先にも書いたようにウキの浮力をいつもより大きくしているので底べたではないかもしれませんが、こいつらが底付近にいることは間違いありません。
と言う訳でジギングの対象魚は底にいるのでライトショアジギングを再開、底付近にジグが通るようスローで巻いたり、ボトムを小刻みにたたいていくアクションをかけましたが喰ってくれません。自分が撒き餌を撒いたもんだから撒き餌に反応してしまってジグに興味がなくなってしまったのでは?
釣れないより釣れる釣りをしてしまいますので、ふかせ釣りを再開します。
次に来たのは小さなガシラでこちらはリリースさせていただきました。
暫くして同様のアタリ、同じく走り回ります。大サバの登場です。
先ほどのサバよりは一回り大きく40cm近くあるサバ柄が非常に鮮明に出た個体です。これも即締めして、十分血抜きしてクラーボックスに直行して頂きました。
サバの話になりますが、和歌山県で釣れるサバはゴマサバがほとんどだったのですが、ムコイチで釣れるサバはご覧のようにマサバです。
もうサバは十分なので、刺し餌をオキアミから練り餌にチェンジしてましたが、また同サイズのサバが釣れました。そんなこんなで撒き餌が底を着いたし、十分おかずを確保することが出来たので、ジグではノーフィッシュという結果になってしまったが納竿としました。
ライトショアジギングとふかせ釣りの二刀流に関して
今回の実証ではジグに反応する魚も撒き餌に反応してしまってジグに対する興味が薄れてしまってジギングでは釣れなくなってしまったのではと、それ故、餌釣りと疑似餌の釣りの両立は難しいのではと思った次第です。